シトシトしっとり梅雨の時期が近づいてきました。
意外なことに、気象庁は梅雨入り・梅雨明けの予想をしません。
梅雨入り・梅雨明けしてから発表します。それじゃ意味ないんだけど・・・。
その代わりと言っては何ですが、統計から割り出した梅雨入り・梅雨明けの推定日と過去のデータを公開してます。
「参考値は教えるから、自分で考えてね?」
ということですかね。
あと気象庁には、関西地方という区分けはなく、近畿地方だけがあります。ですので、ここでは近畿地方のデータを見ていきます。
それではさっそく、今年度の関西・近畿地方の梅雨入り・梅雨明けの予想です。
2018年の関西・近畿地方の梅雨入り・梅雨明け予想
今年の関西・近畿地方の予想はズバリ・・・
梅雨入りは?
6月7日ごろ
梅雨明けは?
7月21日ごろ
これらは気象庁が発表してる “統計から割り出した日付” なんですけどね。(^_^;)
参考:気象庁HP「平成30年の梅雨入りと梅雨明け(速報値)」
ところで気象庁の梅雨入り・梅雨明けをお知らせするページでは、“平年 6月7日ごろ”、“平年 7月21日ごろ”と書かれています。この「平年」って何でしょうか?
平年って何だ?
「平年」とは、1981年〜2010年までの30年間の平均値という意味です。
なぜ2010年までなのかというと、そういう規定だから。10年経つごとに更新なので、次は2021年に改訂されて、1991年〜2020年の30年間になります。
30年間というのは、世界気象機関(WMO)の規定です。
近年の梅雨入り・梅雨明けデータも見てみます。
気象庁発表の関西・近畿地方の過去データ
近年の関西・近畿地方の梅雨入り・梅雨明けの日付を振り返ってみます。
年 | 梅雨入り | 梅雨明け |
---|---|---|
2006年 | 6月 8日ごろ | 7月27日ごろ |
2007年 | 6月14日ごろ | 7月24日ごろ |
2008年 | 5月28日ごろ | 7月12日ごろ |
2009年 | 6月 3日ごろ | 8月 3日ごろ |
2010年 | 6月13日ごろ | 7月17日ごろ |
2011年 | 5月22日ごろ | 7月 8日ごろ |
2012年 | 6月 8日ごろ | 7月16日ごろ |
2013年 | 5月27日ごろ | 7月 8日ごろ |
2014年 | 6月 3日ごろ | 7月20日ごろ |
2015年 | 6月 3日ごろ | 7月24日ごろ |
2016年 | 6月 4日ごろ | 7月18日ごろ |
2017年 | 6月20日ごろ | 7月13日ごろ |
参考:気象庁HP「昭和26年(1951年)以降の梅雨入りと梅雨明け(確定値):近畿」過去のデータを見てみると、近年の傾向として6月の初旬に梅雨入りしていることが多いですね。
去年はちょっと遅かったみたいですが。
梅雨明けに関しては、7月中旬といったところ。
この梅雨入り・梅雨明けってどうやって判断しているのでしょうか?
梅雨入り・梅雨明けってどうやって判断する?
梅雨入り・梅雨明けの判断は気象庁任せです。
梅雨入りの判断は、梅雨らしい天気に突入したあと、気象庁が今までとこれからの天候を考えて決めます。
そして、このとき出される “梅雨入り発表” は、実はあくまで速報値。まだ確定値じゃありません。
確定するのは、梅雨が遥かに過ぎ去った9月です。
梅雨の入り明けには、平均的に5日間程度の「移り変わり」の期間があります。
天候の移り変わりを見定めるのが、よほど難しいのだと思われます。梅雨そのものがハッキリしない天候ですので、すぐに確定できないのも分かる気が。
というわけで気象庁は、梅雨入り・梅雨明けについては予想しません。速報値を発表するのも梅雨入りしてからです。
この速報値と確定値って、どう違うのでしょうか?
気象庁の速報値と確定値ってどう違う?
気象庁の梅雨発表には、「速報値」と「確定値」の2つが在ります。
速報値とは?
「速報値」というのは、梅雨入り・梅雨明けを確認したと判断したときに発表されます。
例えば2016年の梅雨入りは6月3日でしたが、気象庁から速報値が発表されたのは6月8日でした。
確定値とは?
「確定値」というのは、梅雨なんて忘れた9月に発表されます。
「あ〜あの頃は梅雨だったのねぇ〜。」と後から振り返るための値です。
意味ないな・・。。
でも「梅雨明けた」って発表した後に雨続いたら叩かれますしね。梅雨の予想をしたくない気持ちは分かります。
まとめ
「気象庁の梅雨発表いつも遅くて役に立たない。前金泥棒だなぁ。」なんて思っていたんですが、梅雨入り・梅雨明けの予想を、まさかしていないとは気づきませんでした。
昔と比べて、最近は天気予報も当たるようになってきたので、梅雨入り・梅雨明けの予想も、もう少し発展して欲しいです。
近年の梅雨入りを見ると、6月初旬に梅雨入りすることが多いので、5月末には梅雨の準備を整えておきたいですね。
梅雨の時期は特に革製品が痛みます。私は雨の日専用の革靴を用意しているのですが、丈夫で柔らかくて雨にも強く、お値段と見た目もそれなりなので、よければ紹介しておきます。
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