築40年の借家に住んでます。
リフォームはされてるんだけど、冬は寒くて。
石油ストーブで暖めても、場所によっては寒かったりします。
部屋が寒くなる一番の原因は窓だとか。
すこしでも暖かく過ごせるよう、窓の防寒対策を見直しました。
![](https://e-concern.com/wp-content/uploads/2019/10/usagi-008.png)
この家、寒すぎる!
窓の寒さ対策が重要なのはなぜ?
![冬の窓際](https://e-concern.com/wp-content/uploads/2020/01/winter-window-001.webp)
冬になると、窓際ってヒンヤリ冷たいですね。
それもそのはず。
なんと窓からは58%も部屋の熱が逃げているそうです。
でも逆に言えば、窓の防寒対策をシッカリすれば、それだけ暖かくなるということですよね。
それに今のままでは、暖房効率がものすごく悪い→石油代が余計にかかってるってこと。
部屋が温かくなるうえに節約にもなるということで、窓の対策をしないのは勿体なさすぎますね。
もう一つ窓の寒さ対策をすると、良いことがあります。
窓からのコールドドラフトを防ぐ
暖房をいれているのに、足元が寒いなんてことありません?
うちはまさにこれで、いくら暖房を入れてもなぜか足元が寒かったんです。
これはコールドドラフトと呼ばれる現象が原因なんだとか。
コールドドラフトとは、暖かい空気が冷たいものに触れて冷やされ、下降気流となって流れ落ちる現象。
つまり、せっかく暖められた空気が冷たい窓に触れて冷やされ、下降気流となって足元に流れ込んでいたんです。
![](https://e-concern.com/wp-content/uploads/2019/10/usagi-001.png)
どうりで足元が寒いわけだ。
窓にしっかりと防寒対策をすることで、このコールドドラフトを防ぐことができます。
それでは、賃貸でも簡単にできる対策から紹介していきます。
窓の寒さ対策に断熱ボード
![窓](https://e-concern.com/wp-content/uploads/2017/12/window001.jpg)
安くて簡単で、賃貸でもすぐに取り組めるのがコレ。
窓に断熱ボードを立て掛けるだけの防寒対策。
「こんなんで効果あるの〜?」
とか思っていたけど、これめちゃくちゃ効果ありますよ!
今何もしていないのなら、まずこの簡単な対策を試してみてください。
特に出窓に有効です。
窓に断熱ボードの効果
断熱ボードを窓に立て掛けると、以前のように窓際が寒くありません。
明らかに窓から伝わる寒さが減りました。
断熱ボードによって、隙間風を防げているのも影響していると思います。
そして足元が以前ほど冷えません。
これはコールドドラフトを減らせたからでしょうね。
おまけに結露も減りました。
断熱ボードによるメリットや注意点は、以下の記事で詳しく紹介しています。
次は断熱ボードの代わりに使える製品についても紹介します。
窓の寒さ対策にプラダン
![窓の寒さ対策にプラダン](https://e-concern.com/wp-content/uploads/2017/12/window-board005.jpg)
ホームセンターで売っているプラダン(プラスチックダンボール)も、断熱ボードの代わりになります。
プラダンの最も優れているところはその価格帯。
ドア一枚ぐらいの大きなサイズでも、200〜300円ぐらいです。
プラダンはやや透明で、日光を通すのも良いところ。
比べてみると、断熱ボードのほうが効果を感じるし、使いやすいなーとは思いますけどね。
うちで一部の窓ではプラダンを使ってますよ。
プラダンはカッターで簡単に切れるので、加工も大変ではありません。
ただし春になって仕舞うときに、畳めないのがちょっと不便です。
![](https://e-concern.com/wp-content/uploads/2019/10/usagi-020.png)
プラダンで窓全体を塞げたら最高だけど・・・
窓の寒さ対策にスタイロフォーム
![スタイロフォーム](https://e-concern.com/wp-content/uploads/2020/03/styrofoam001.jpg)
それ以外にも、ホームセンターで売っているスタイロフォームの評判がいいです。
スタイロフォームは、発泡スチロールを堅くしたような素材。
もともと家に使われてる断熱材だけあって、かなり温かいらしい。
ネックはその価格帯です。プラダンの2〜3倍するんですよね。
総合的にプラダンのほうが良かったので、うちでは使っていません。
窓の寒さ対策に100均の発泡ボード
ダイソーでも使えるものが売ってます。
薄い発砲スチロールの大きいボードのやつ。
1枚だと足りないので2枚つなげて使います。
断熱ボードやプラダンに比べると、ちょっと使いにくいし、効果も劣るんですけどね。
それでも無いよりは、ずっと良いです。
あと見た目がイマイチなのは、しょうがないですね。
うちでも最初はこれを使っていたんですが、プラダンに変えました。
窓にダンボールで断熱
ダンボールも試してみました。
それなりに効果はあるんですが、使っているうちに結露で湿っぽくなります。
いずれビチョビチョになっちゃいます。
あと見た目が最悪です。(汗)
というわけで使ってません。
窓の寒さ対策に断熱カーテン
![](https://hbb.afl.rakuten.co.jp/hgb/21cdd46c.23a09dd3.21cdd46d.fcfcb273/?me_id=1262075&item_id=10001833&pc=https%3A%2F%2Fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2F%400_mall%2Fjoy-island%2Fcabinet%2Fmain-cabi%2Fdannnetu-225cl-new.jpg%3F_ex%3D400x400&s=400x400&t=pict)
断熱カーテンは、いわゆる『掃き出し窓』と呼ばれる大きな窓に効果的です。
うちでもリビングの大きな窓には、断熱カーテンを使ってますよ。
断熱カーテンにはいくつか種類があり、遮光や防音をかねた製品もあります。
うちが使っているのは無色透明なビニールタイプのやつ。
これが意外なほど効果があります。
断熱カーテンの効果
![窓の寒さ対策に断熱カーテン](https://e-concern.com/wp-content/uploads/2017/12/mado-dannetsu002.jpg)
断熱カーテンを掛けてみると、窓際がまったく寒くありません。
窓際だと思えないぐらいに暖かい。
部屋の温度も少しあがったように思います。
窓からの隙間風とヒンヤリした冷気をすっかりシャットアウトできました。
![](https://e-concern.com/wp-content/uploads/2019/10/usagi-001.png)
今まで寒すぎた。
断熱カーテンはコールドドラフトも防ぐ
断熱カーテンは床までべったりつけて、カーテンの下に隙間を作らないようにするのが大事です。
こうすることでカーテンの下から冷気が漏れず、足元へのコールドドラフトが防げました。
断熱カーテンってスグレモノですよ〜。
透明な断熱カーテンは日光を通す
無償透明なビニールタイプの断熱カーテンは、日光を通します。
だから日中も閉めっぱなしにできるし、陽の光を取り込めるので暖かい。
それ以外にも結露が減るなどメリットがたくさん。
本気で寒さ対策するのなら必需品ですよ。
断熱カーテンのメリットや取り付け方など、詳しくは以下の記事にまとめています。
断熱カーテンと合わせて、以下の小技を使うと、効果が増すと思います。
カーテンの端っこをリターンする
![窓 - カーテンリターン](https://e-concern.com/wp-content/uploads/2020/01/curtain-return001.jpg)
カーテンの端って、横に隙間が空いてますよね。
この部分をちょっとした工夫で、塞ぐことができます。
どうやるかというと、手前カーテンを折り返して、奥のレールの一番端のフックに引っ掛けるだけ。
こうすることで、カーテンの横から漏れ出る冷気を防ぐことできます。
カーテンの上部をカーテンボックスで塞ぐ
カーテンの上部にも隙間がありますよね。
ここにカーテンボックスを取り付けることで、完全に塞ぐことができます。
でもカーテンボックスは、そこそこ良いお値段します。
プラダンとかで手作りすれば安上がりなんでしょうけど。
面倒なので、そこまで手を出せていません。
窓に断熱材を貼る
窓に断熱材を貼って防寒する方法もあります。
有名なのは、窓にプチプチを貼る方法ですね。
窓の寒さ対策に断熱プチプチ
![窓の結露にプチプチ](https://e-concern.com/wp-content/uploads/2017/12/mado-ketsuro007.jpg)
業務用の普通のプチプチでもいいのですが。
窓専用の断熱プチプチのほうが、プチプチが2重になっていて効果が高いようです。
それに水で濡らすだけで貼れるので、圧倒的に楽。
断熱プチプチの効果
断熱ポチぷちの効果は、まぁそれなりという感じ。
断熱ボードや断熱カーテンに比べるとイマイチですね。
断熱プチプチを貼るときは、サッシ部分も含めて貼ったほうが効果が高いですよ。
それでも結露は減りました。
断熱プチプチの効果や貼り方、剥がし方については、以下の記事で紹介しています。
窓の寒さ対策に断熱シート
窓用の断熱シートは、冬になるとよく売られてます。
最近はおしゃれな柄のものだったり、結露を防ぐタイプも多いです。
断熱シートは厚いほど暖かいのですが、そのぶん日光を通しにくくなります。厚みがあれば良いというわけでもなさそうですね。
うちでは、5mmぐらいの断熱シートを試しました。
でも、あんまりプチプチと変わらないような・・・
それなら安くて量のあるプチプチの方が良いと思いました。
断熱シートを選ぶときの注意点
実は窓用の断熱シート、とある有名な商品は消費者庁から措置命令が出ました。
判決によると、両社は「シーグフィルム」という透明なフィルムの商品を「窓に貼るだけで冷暖房効率が30〜40%アップする」などと表示して販売。しかし消費者庁は、効果や性能に根拠がなく、表示は景品表示法違反(優良誤認)にあたるとして、昨年2月に措置命令を出した。
https://www.asahi.com/articles/ASJCB52YTJCBUTIL01K.html
しばらく裁判で争っていたのですが、判決を見るとやはり効果は認められなかったそうです。
断熱シートにもJIS規格があるので、そのあたりをチェックすると良いかもしれません。
しっかりしたものは、JIS規格と書かれてます。
窓の寒さ対策を極めるなら2重窓にする
![2重窓](https://e-concern.com/wp-content/uploads/2020/01/double-glazed-window001.jpg)
窓の寒さ対策として、一番良いのは2重窓にすること。
北海道などの寒冷地では、2重窓になっていることが多いです。
でも、あとからリフォームして2重にするのは大変ですね。
そもそも賃貸だと、イジるの無理ですし。
そこで最近では、簡易的に2重窓にできる製品が売られています。
簡易的に2重窓にする
簡易的な製品は、だいたいがポリカーボネートで出来た窓をハメるようになってます。
2〜4時間で組み立てられるらしく、あとは両面テープなどで窓に固定します。
一度使ってみようかと思ったんですが、以前は安い製品がなかったんですね。
ところが今は、かなりお手頃な価格で2重窓キットが売られてます。
うちはまた引っ越しする予定なので、ここまではしませんでした。
でも本格的な寒さ対策をするなら、2重窓が一番だと思います。
窓をリフォームして2重にする
賃貸でなければ窓をリフォームするのが一番ですね。
2重窓のお家に行くと分かりますが、窓際が全然寒くありません。
それに防音にも良いみたいで、外の音が全然聞こえません。
でも費用が、最低でも5万円以上はかかるらしく、簡単には手が出ないですね。
まとめ:窓の寒さ対策は断熱ボードand断熱カーテンから
窓の寒さ対策っていくつかあるんですが、断熱ボードor断熱カーテンが簡単だし効果が高いと思いました。
![](https://e-concern.com/wp-content/uploads/2019/10/usagi-020.png)
あと安い!
まだ何も対策してないのでしたら、この2つから取り組んでみると良いと思います。
その他、部屋の寒さ対策については、以下の記事がお役に立つかと思います。
また、玄関や廊下の寒さ対策については以下にまとめています。
寒いの苦手なので、春が待ち遠しい〜。
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