ヤモリの名前の由来。漢字で宮守とか家守、矢守、壁虎って書くのはなぜ?

ニホンヤモリ

ヤモリを漢字で書くと・・・

「家守」「宮守」「矢守」「壁虎」と書くそうです。

なぜ複数あるんでしょうね?

あと「家守」って書くのは何となく分かるんだけど、「宮守」「矢守」「壁虎」は想像も付きません。

そのあたりの事情について書いてます。

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ヤモリを守宮と書くのはなぜ?

一説によると、ヤモリを漢字で「守宮」と書くのは、中国の古い話がもとなのだとか。

その話とは次のようなものです。

トカゲやカナヘビ、あるいはヤモリに朱砂と呼ばれる赤褐色の砂を食べさせました。すると、真っ赤になるんだとか。

それを擦り潰して女性の身体に塗ると、一生取り除くことができなかったそうです。

ただし、女性が男性と関係をもつと消えるのだとか。

これは、皇帝が後宮に仕える官女を独占するためには都合の良い話ですね。

これを前漢の武帝が試したところ、実際に効果あったそうです。(参考文献1, 参考文献2)

だから後宮を守るという意味で、守宮と呼ぶようになったというお話。

またこのとき使った薬のことを守宮砂といい、今でもこの薬にロマンを求める人達がいるようです。

というのも、このお話にでてきた朱砂という砂は、現代でも手に入りますからね。中国では漢方薬として未だに現役です。

だから試そうと思えば試せるわけですが。

でも、落ち着いて考えると・・・ヤモリに砂を食べさせる?という時点でもう厳しい。(汗)

ここでもう一説。

宮廷に潜んで害虫を捕ることから守宮という話もあります。こちらの方が地味ながらも、現実的な気がしますね。

次は、「家守」と書く理由について。

ヤモリを家守と書くのはなぜ?

「家守」と書くのは、害虫を食べて家を守ってくれることからきているみたいです。

で、この漢字になった由来はというと、調べても良く分かりません。。

ただ16世紀頃まで、日本ではヤモリとイモリが混同されてたっぽい。その頃まで日本には、ヤモリは存在しなかったみたいですし。

そして、江戸時代後期の本草書で、ヤモリの旧名をイモリだと言ってることから、この頃ようやく正しくヤモリが認知されたみたいです。(参考文献3)

そしてここからは全くの想像なんですが・・・。

「家守」という職業が、この頃(江戸時代後期)にはありました。

地主や家主の代理となって、土地や家を管理したり、時代や家賃の徴収などをしたそうです。

この「家守」と、ヤモリは関係ないんですかね・・・?

この頃まで「守宮」=イモリのことだったから、混乱を避けるために「家守」にしたとか?

いや全くの想像なんですけどね。ちょっとそう思いました。この辺り詳しい人がいたら、ぜひ教えていただきたいのですが。(汗)

最後に、その他のヤモリの呼び方について。

ヤモリを矢守とか壁虎って書くのはなぜ?

矢守と書くのはなぜ?

ヤモリを「矢守」と書くのは、武家の尚武の精神から来ているみたいですよ。

ですから武家で使われていた呼び方。

でもこれ、「家守」→「矢守」になったんですかね?それとも「守宮」→「矢守」なんでしょうか。

尚武の精神というと鎌倉時代な気がするんですが。

この辺りもよく分かりませんでした。

壁虎って書くのはなぜ?

現代の中国では、ヤモリのことを「壁虎」って書きます。

というのも、中国にいるヤモリには、虎柄のハデなやヤツがいますから。

でも昔は、中国でも「守宮」って書いてました。それが日本に伝わったわけですし。

だからどっかの段階で変わって、それが日本にも影響したんだと思います。

ちなみに「壁虎(へきこ)」って読むんだそうですよ。

あとがき

ヤモリの名前の由来についてまとめました。

「守宮」という漢字になった由来には、2つの説があります。

一つは女性を宮廷で独占するための薬になったからという説。もう一つは宮廷を害虫から守ってくれたからという説。

前者のほうが有名だし面白いですけど、現実的には後者の気がしますね。(笑)

また「家守」と書くのは、家を害虫から守るからだそうで。どうしてそういう漢字になったのか、その由来については詳しく分かりません。

というふうにイマイチ消化不良な調べ物になってしまいました。

<参考文献>
1. 漢書『東方朔伝』
2. 張華の博物誌
3. 貝原篤信, 大和本草巻14

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