駅近で日当たりもよく広いお部屋。
一番気になった物件なんだけど、線路沿いのマンションなんですよね〜。
線路沿いって、やっぱり騒音とか振動とか気になるし。
でも条件いいしな〜と悩みました。
結局、引っ越しの期限もあったので決めちゃいましたけどね。
線路沿いに住んだ感想、メリットとデメリット、騒音対策、チェックポイントなどを紹介してます。
もう慣れちゃった。
線路沿いの賃貸マンションに住んだ感想
実は以前にも線路沿いに住んだことがあります。
そのときの体験についても、後半で書いてますよ。
まずは現在住んでいる賃貸マンションの感想から。
現在住んでいる賃貸マンションの感想
条件を見ると、結構うるさそうな環境に思えますよね。
でもファミリーで問題なく暮らせてますよ。
ポイントはリビングと寝室では騒音がほぼ聞こえないこと。
わずかに聞こえる踏切音も、空気清浄機やエアコンにかき消されるレベルです。
これはリビングと寝室の位置が、廊下を挟んで線路の反対側だったのが良かったみたいです。
<マンションの間取り>
リビング側の窓を開けても、ほとんど騒音が聞こえません。
ただし線路側の廊下やトイレ、お風呂、その他の部屋は結構うるさいです。
辺りが静かになる早朝と深夜には、電車の本数が減って15分に1本ぐらいになるのもラッキーでした。
振動については貨物列車や新幹線が通ったときとに感じる程度。
この揺れで起きたりはしません。
というわけで線路沿いにも関わらず、マンションの構造と間取りのお蔭で、問題なく過ごせてますよ。
昔住んでいたアパートでの感想
実は社会人1年生のときにも、線路沿いの賃貸に住んだことがあります。
住んでいたのは、ごく普通のアパート。
このマンションはピッタリ線路沿い、しかも線路側に窓がありました。
窓を開けると、目の前が線路。
電車が通過するたびにマンション全体が揺れるし、テレビの音が聞こないんです。
それでも、わりとすぐ慣れるものですね。
少ししたら気にならなくなって、電車が走っていてる昼でも寝れるようになりました。
まぁこの頃はかなりハードに働いていたので、いつも体力の限界で寝てたってのもあります。
ただし線路工事は最悪。終わるまで寝られません。
というわけで騒音も振動も酷かったんですけど、生活リズムのおかげ?で苦になりませんでした。
線路沿いに住むと騒音や振動は慣れる
僕が特別、騒音に鈍いわけではありません。
むしろ田んぼだらけの田舎育ちなので、音には敏感です。
結婚するまで人と寝られないほど神経質でしたし、今でもちょっとした音でよく目を覚まします。
それでも電車の音とか振動って、一定のリズムなので次第に慣れるんですよ。
人間の慣れってスゴイ。
だが踏切音には慣れない
ところがいつまでたっても慣れないのが踏切音。
かん高い音で「カンカン」脳に響いてくるのでこれはムリ。
脳に直接響く感じが嫌。
さらにスピーカーが付いていて、音声ガイダンスが流れるタイプの踏切は最悪。人間の言葉なので耳に入ってきます。
線路沿いで一番ウルサイ存在は踏切だと思います。
このように線路沿いは注意しなければいけないことがたくさん。
デメリットをまとめてみました。
線路沿いの物件のデメリット
並べてみるとデメリット多いね。
線路沿いは騒音が大きい
これは当たり前ですが、電車の騒音が大きいです。
さらに警笛を鳴らされると、家の中にも響いてきたり。
線路沿いは踏切音がヤバイ
近くに踏切がある場合は、踏切音がヤバイです。
電車の騒音よりもこっちのほうが厄介。
線路沿いは建物が揺れる
電車が通過するたびに、建物が揺れます。
特に激しく揺れるのが貨物列車。
JRの沿線沿いに住んでいる場合は、深夜の貨物列車に注意です。
軽量鉄骨のマンションだと、建物全体が揺れる感じでした。
RC造のマンションなら、ほとんど振動はありません。
線路沿いは鉄粉で汚れる
電車が走っていると、レールと車輪との摩擦によって鉄粉が飛び散ります。
線路沿いに住んでいると、それが飛んでくることも。
特にカーブになっているところは、摩擦も大きく鉄粉が飛びやすいそうです。
線路沿いに駐車場がある場合は、鉄粉によるサビに注意。
ただし駅の近くで電車がスピードを落とすゾーンでは、鉄粉あんまり飛ばないかも?
うちの車は特に汚れてないし、周辺にある車もキレイなんですよね。
線路沿いは細塵や砂埃が舞う
電車が通過するたびに、細塵や砂埃などが舞い上がります。
それが風向きによっては窓や外壁に付着します。
これは線路沿いの葉っぱや壁が、どれぐらい汚れているか見ると分かりますよ。
ただし駅の近くなど電車がスピードを落とすゾーンでは、そういった問題もなさそうです。
周辺を見て回りましたが、特に汚れてる場所がないんですよね。
線路沿いは電車の乗客から見られる
低層階の場合、電車から部屋の中が見えてしまうことがあります。
特に駅が近いと電車ってゆっくり走るので、乗客と目が合ったりするんですよ。
線路沿いの部屋で、電気を付けてカーテンを開けっぱなしにするのは危険。
電車から丸見えになることがあります。
線路沿いは深夜に線路工事がある
たまにですが、終電後の深夜に線路工事があります。
最近では台風が通り過ぎたあとに、保線工事がありました。
昔住んでいたアパートでは、線路工事は最悪のイベント。
今住んでるマンション4階では全く気になりませんけどね。
線路沿いは踏切を渡るのが大変
線路に近いところって、踏切のせいでプチ渋滞が起きたりします。
通勤で踏切を渡る必要があるなら、これが結構ダルい。
朝忙しいときに、踏切に長く引っかかるとイライラします。
線路沿いは窓を開けられない
ちょっと暑い日は、窓をあけて涼みたいですよね。
でも線路沿いだと窓を開けにくい。
部屋は涼しくなるんですが、うるさいんですよ。
季節を問わず、なるべく窓を開けないで過ごすことになります。
ただし線路と反対側に窓があれば問題ありません。
線路沿いの低層階は防犯に注意
騒音に紛れて侵入されると、全く気付かないと思います。
ですので線路沿いの物件で、人目につかい窓がある場合は、気をつけたほうが良いかもしれません。
以上デメリットでした。
線路沿いの物件のメリット
メリットも簡単にまとめてみます。
線路沿いは駅から近いことが多い
通勤通学の面で、駅チカというのは最大のメリット。
また駅前には、飲食店やスーパーなども揃っているので、日常生活に便利です。
線路沿いは家賃がオトクに設定されている
騒音や振動の心配がある分、相場より家賃が安くなっていることが多いようです。
良い条件の物件だったのに、お得な値段で住めました。
線路沿いは建物の影がない
部屋の向きにも寄りますが、線路って割と広いスペースなので、そのぶん日当たりが良かったりします。
日当たりが良いと日中は暖房無しで過ごせたりします。
線路沿いは夜道が明るい
線路沿いは駅からの帰り道が、たいてい明るいです。
これは線路自体を照らす必要もあるし、踏切近くも明るくする必要があるからでしょうね。
以上メリットでした。
次は線路沿いに住むとして、どんな防音対策があるのかまとめます。
線路沿いマンションの防音対策
線路沿いに住むと、必ず一度は防音対策を考えます。
どんな対策があるのか紹介しますね。
防音グッズってわりと高いですよ。
窓の隙間を塞ぐ防音テープ
古いお家の場合に、効果があるのがこれ。
窓と窓が重なるところに隙間があると、外の音が伝わりやすくなります。
その隙間を埋めるのがこのテープ。
ホームセンターでも安く売ってます。
防音カーテン
防音カーテンは、ふつうのカーテンよりずっと厚手。
これを付けるのと付けないのでは、音の響きが全く違います。
一番お手軽な防音対策でもあります。でも結構お値段するんですよね。
ふつうのカーテンでも、厚手のものを2重にかけると、ちょっと違ってきます。
防音ボードで窓を塞ぐ
音を防いでくれる防音ボード。
窓にはめる専用のものは、結構なお値段がします。
でもホームセンターで売ってる、遮音シートなら比較的安め。
それでも縦1m×横1mで厚みが1cmの遮音シートで、3000円ぐらいするんですけどね。
しかも自分でDIYで作るのが大変です。
窓を2重にする
窓を2重にすると、かなり騒音が抑えられれます。
できることなら、これが最高の防音対策。
ただプラダンなどで出来ている簡易的な内窓は、効果が少ないみたいです。
賃貸だと工事するのはちょっと厳しいですよね。あと費用も・・・。
というわけで、防音カーテンぐらいが現実的です。
線路沿いのマンションを決める前の要チェックポイント
今までの経験をもとに、線路沿いのマンションを決める前のチェックポイントをまとめました。
内見のときには十二分に気をつけてください。
線路からの騒音をチェック
窓を開けたときと閉めたときの騒音、どちらも聞いておいた方が良いです。
暖かい季節は、どうしても窓を開けて過ごしたい日がありますから。
あとは騒音って部屋ごとに違うので、全部の部屋をチェックしたほうが良いです。
自分の耳に自身がない人は、「Sound Meter」っていうアプリで測定すると、客観的に判断できますよ。
踏切音をチェック
踏切に近い場合は要注意です。
踏切音って電車の騒音よりもよっぽどウルサイ。
あと自動アナウンス付きの踏切だとアナウンスもウルサイ。
JRに怒鳴り込みたくなるレベルで迷惑です。
線路からの振動をチェック
RC造のマンションなら、振動って気にならないと思います。
わずかに揺れるんですけど、ベッドで寝れば全然。
布団で寝る場合は、床に寝転がってチェックした方が良いです。
枕を挟むと、すこし揺れても気になりません。
電車の運行時間をチェック
特に早朝と深夜、何時に電車が走るのかはとても重要です。
下手すると朝イチの電車で起こされますから。
あと1時間に何本ぐらい走るかも重要。本数が少なければそんなに気になりません。
貨物列車(JRかどうか)チェック
JRの線路の場合、貨物列車が走る可能性があります。
貨物列車は深夜に走るし、しかも重いもんだから揺れも大きい。
貨物列車が走るかどうか調べておきましょう。
換気扇の排気口の位置をチェック
排気口の位置が線路側だと音が入ってきます。
換気扇などの排気口は、できれば線路と別の方向についていたほうが良いです。
線路はカーブしてるかチェック
線路がカーブになっていると、レールと車輪との摩擦が起きやすく、鉄粉が飛びやすいようです。
カーブの外側にある物件は特に注意。
近くの車や鉄柵、外壁などをチェックしてみましょう。
通勤や送迎の際に踏切を超えるかチェック
通勤や送迎のさいに踏切を超える必要があるなら、これ結構ストレスになりますよ。
毎朝&毎晩、踏切で待たせられるのってウンザリ。
特に電車の本数が多いときなど、5分以上待たせられることも多く、急いでるときは最悪です。
駅に近いかチェック
駅に近いと駅のアナウンスが聞こえてくる可能性があります。
人の声って、電車の騒音とちがって耳に入ってくるんですよ。
あとがき
線路沿いのマンションといっても、環境によって騒音も振動もかなり違います。
RC造のマンションであれば、窓をしめてる分には気にならないと思いますよ。
ただし踏切音は注意。
電車の騒音や振動は慣れますが、踏切音ってあまり慣れません。
内見のときは、十二分にチェックしてみてください。
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