初節句のお祝いの「のし袋」。
どういった「のし袋」が必要で、表書きや中袋には何を書くのか。
また、お札の入れ方はどうするのかについて、紹介しています。
初節句のお祝いののし袋の書き方!
表書き:御祝、初節句御祝、初雛御祝、初幟御祝
袋:のし付き
水引:紅白紐の蝶結び
署名:送り主の名前(あるいは連名)
初節句のお祝いののし袋を買うときは、紅白紐で蝶結びの水引があるものを選びます。
そして、書き込むのは2箇所。表書きと送り主の名前のところ。
とりあえず、これだけ押さえておけばOKです。
気をつけたい点を、もう少し細かく解説しますね。
初節句ののし袋の水引に注意
のし袋を買うときは、水引に注意です。
というのも、水引には3つの種類があるので、間違いやすいんですね。
初節句のお祝いに使う水引は、紅白紐の蝶結びです。
■蝶結び(別名、花結び)
初節句に蝶結びを選ぶのには、意味があります。
蝶結びは簡単に解けることから、何度あっても良いお祝いに使われるんだとか。
初節句は何度あってもおめでたいですよね。
というわけで、他の水引と間違わないように気をつけましょう。
他にも、結び切り、あわじ結びという水引があります。
■結び切り
■あわじ結び(別名、鮑結び)
初節句ののし袋の表書き
表書きには、御祝、初節句御祝、初雛御祝、初幟御祝のいずれかを記述します。
決まりはないので、好きなものを選んで良いみたいですよ。
ただし、「初雛御祝」は雛祭りのみ、「初幟御祝」は子供の日のみに使われます。
ちなみに僕は、何となく字面が良かったので、「初節句御祝」にしました。もちろん字は妻に書いてもらいましたけどね。
最近、字を書いてないので超下手。(汗)
のし袋の書き方は以上となります。
次は、のし袋の中袋の扱いについて。
初節句ののし袋の中袋の書き方
祝儀袋には、中袋が付いてます。
※安いやつにはついてません。
この中袋の表書きには、金額を書きます。
のし袋の中袋の表書き
まず、一番上に「金」の文字を。
そして大字と呼ばれる漢字を使って、金額を書いていきます。
大字とは、壱、弐、参みたいなカッコイイ字のこと。
これに、万円や千円などお金の単位を付けます。単位に使う漢字も、旧字体にするとカッコイイ。
大字+旧字体との組み合わせは、いくつかパターンがあるので、合わせて紹介しますね。
■5千円の場合
五阡圓
五阡円
五仟圓
五仟円
■1万円の場合
壱萬圓
壱萬円
■3万円の場合
参萬圓
参萬円
と、こんな感じで書くのが伝統らしいのですが。
今は漢数字や数値で書いても良いみたいですよ。
最後に注意点。金額のあとに「也」は付けなくOKです。「也」というのは、1円以下のお金(1銭とか)があった時代のなごりだそうです。
次は、中袋の裏側について。
のし袋の中袋の裏側
中袋の裏側には、贈り主の住所と氏名を書きます。
実はこれ意外と大事。
ここに書いた住所と名前は、お祝いされる側への配慮になったりします。
というのも、お祝いされる側は祝儀を受け取ったら内祝いを返さないと。内祝いを贈るときって、住所や氏名が必要なんですよね。
これあとから調べるのって、親に聞いたりしないといけなくて大変なんですよ。
現金書留を利用した場合でも、封筒そのものは捨てしまいがち。ですから中袋の裏側には、住所と氏名を書いておいた方が良いと思いますよ。
印刷タイプののし袋で中袋がついてない場合
印刷ものののし袋だと、中袋がついていません。
その場合は、のし袋の裏側に金額と住所を書くのがオススメ。
裏側の左下あたりにまとめて書いておきましょう。
先程も書きましたが、住所と氏名が書かれていないと、内祝い贈るときに困るんですよね。
初節句ののし袋を受け取る側になって、初めて気付くことです。(^_^;)
次は、中袋へのお札の入れ方について。
初節句ののし袋の中袋へのお札の入れ方
お札の入れ方にも、決まりがあります。
どう入れるかというと写真の通り。取り出してすぐに肖像画が出るように入れればOKです。
そして、お札には新札を用意することが推奨されています。
が、新札を使う理由には諸説あって、本当に必要なのかはいまいち分かりません。
まぁ新札のほうが、気分いいですけどね。
新札は、銀行に行って両替してもらうと手に入ります。あるいはATMでがっつり下ろすと新札が混ざっていることも。
ちなみに私は、気にせず旧札を使いました。^^;
しょせん身内だから良いかなって。
あとがき
普段パソコンばかり使っていると、まともに字が書けなくなってます。
一生懸命書いてみたんですが、まともに書けず絶望でした。
とても、大人の文字とは思えず。
というわけで、いきなりのし袋に本番書きしないで、練習してからの方が良いですよ。
あるいは字のきれいな人にお願いしましょう。
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