雪が降っても、自転車って乗っちゃいますよね。
危ないのは分かっているけど、徒歩だと大変ですもん。
でも最近は、自転車事故で損害賠償ってニュースをよく聞くようになりました。
もし雪道で自転車が交通違反なら、何かあったときに悪いのは100%こちら。
雪道で自転車は違反なのか都道府県別のルールを確認しました。
また冬用のタイヤと、義務になりつつある自転車保険についても紹介してます。
雪道で自転車は違反?
![雪道 - 自転車](https://e-concern.com/wp-content/uploads/2018/12/snowyroad010.webp)
いきなり結論になりますが。
雪道を自転車で走るのは、どうやら法律違反ではないようです。
というのも各都道府県の道路交通法に、自転車を禁止するルールが書かれてません。
糖度府県別の道路交通法を確認してみましょう。
道路交通法の軽車両をチェック!
積雪時の交通ルールは、各都道府県の道路交通法によって定められています。
ちなみに自転車=軽車両として扱われます。
ですから法文の中で『軽車両』について書かれていたら、それは自転車も含まれているということ。
参考までに、東北地方の交通ルールを確認してみましょう。
北海道の道路交通法で自転車の雪道をどうなってる?
まずは北海道の道路交通法です。
北海道道路交通法施行細則 第12条第2号
積雪し、又は凍結している道路において、自動車若しくは原動機付自転車を運転するときは、スノータイヤを全車輪に装着し、又はタイヤ・チェーンを取り付ける等滑り止めの措置を講ずること。
なんだかとても読みにくい日本語ですね。(汗)
北海道の交通規則では、『自動車若しくは原動機付自転車を運転するときは、スノータイヤ』とわざわざ限定しています。
つまりこの交通規則は、自転車には当てはまりません。
北海道では、積雪時における自転車の禁止ルールはないみたいです。
![](https://e-concern.com/wp-content/uploads/2019/11/usagi-012.png)
意外ですよね〜。
青森県の道路交通法で自転車の雪道をどうなってる?
お次は青森県の道路交通法です。
青森県道路交通規則 第16条第1号
積雪又は凍結のため、すべるおそれのある道路において自動車又は原動機付自転車を運転するときは、次のいずれかに該当するものであること。
イ 駆動輪(他の車両を牽けん引するものにあっては、被牽けん引車の最後軸輪を含む。)の全タイヤに鎖その他のすべり止めの装置を取り付けること。
ロ 全車輪に、すべり止めの性能を有する雪路用タイヤを取り付けること。
青森県もやはり『自動車又は原動機付自転車』と限定しています。
軽車両(自転車)については言及がありませんね。
これを見る限り、青森県も雪道の自転車について特にルールがないようです。
岩手県の道路交通法で自転車の雪道をどうなってる?
岩手県道路交通法施行細則 第14条第6号
積雪し、又は凍結している道路において、駆動輪(他の車両を牽けん引する場合にあっては、被牽けん引車の最後部の軸輪を含む。)の全てのタイヤに鎖を取り付けること、雪路用タイヤ(雪路用タイヤとして製作されたもので接地面の突起部が50パーセント以上摩耗していないものに限る。)を全車輪に取り付けることその他の滑り止めの方法を講じないで自動車(小型特殊自動車を除く。)又は原動機付自転車を運転しないこと。
岩手県も『自動車(小型特殊自動車を除く。)又は原動機付自転車』と限定しています。
つまり岩手県も、雪道の自転車についてルールがありません。
全国の道路交通法で自転車の雪道はどうなってる?
![雪道 - 自転車](https://e-concern.com/wp-content/uploads/2018/12/snowyroad012.webp)
ここまで北海道・東北を見てきましたが、実は全ての県において、雪道での軽車両(自転車)の走行ルールがないんです。
富山県や山梨県の交通規則では、『軽車両を除く』と、わざわざルールから適用を外すように書いてたりします。
というわけで、法律上は問題ないことが分かると思います。
仕事で雪道を自転車で走る人もいる
そうえば、仕事で雪道を自転車に乗っている人たちがいました。
これらの人たちは、雪道でも自転車に乗ってます。
特に郵便局員は、法律を無視してまで自転車に乗って仕事をしているはずがないですよね。
だって郵便局は、民営化するまで国営だったわけですから。
それを考えても、雪道の自転車は法律違反ではないというのが分かると思います。
ちなみに僕は国営だったときの郵便局で、年賀状配りのバイトをした経験があります。
専用の自転車と防寒グッズを用意してもらって、配ってましたよ。
もちろんノーマルタイヤでした。(汗)
雪道の自転車について警察はどう対応してる?
じゃー警察は、雪道の自転車の乗車を放置しているのかというと。
警察署によっては、『雪道での自転車はなるべく避けてください』とお願いしているようです。
やはり法律違反ではないので、お願いという形になるのでしょう。
次は、雪道用の自転車のタイヤがあるので、安全対策の一つとして紹介しておきます。
雪道用の自転車のタイヤって?
![](https://hbb.afl.rakuten.co.jp/hgb/21dfeca1.cad26f2d.21dfeca3.3bbad3cf/?me_id=1295898&item_id=10001294&pc=https%3A%2F%2Fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2F%400_mall%2Flanai-makai%2Fcabinet%2Fcycle%2Fparts%2F240studs-26-48.jpg%3F_ex%3D400x400&s=400x400&t=pict)
実はチャリンコ用のスパイクタイヤってあるんです。
ロードバイクなどを乗っている人には、当たり前みたいなんですけどね。
でも普通の自転車やママチャリに乗っている僕達には新鮮ですよね。
自転車用のスパイクタイヤって?
自転車のタイヤを、スパイクタイヤにすると滑らないみたいです。
圧雪された道路やアイスバーンは、歩くよりもよっぽど滑らないって話です。
ただしフカフカの新雪や、グジュグジュになった雪道はイマイチらしい。
まぁ使ったことがないので、これ以上詳しいことは分からないでのですが。
ただAmazonのクチコミなどを読んでいると、すごく評価が良いので欲しくなりますね。(汗)
このドイツ製のSCHWALBEのスパイクタイヤとか気になりまくってます。
自転車用のスノータイヤって?
もう一つの冬用タイヤが、この自転車用のスノータイヤ。
雪道でのグリップが良くなるという口コミ多数です。
スノータイヤは浅く積雪した道路や、除雪後の雪道が得意みたいですよー。
ただしアイスバーンは苦手らしい。まぁアイスバーンは歩くのも大変ですからね。
取り付けは近所の自転車屋さんでも、お願いできます。
スノータイヤは意外と安くて良いですね。
次は、だんだん義務っぽくなってきた自転車保険について。
義務っぽくなってきた自転車保険
![雪道 - 自転車](https://e-concern.com/wp-content/uploads/2018/12/snowyroad011.webp)
京都府や埼玉県、兵庫県など、大きい都市で、自転車保険に入ることが義務化されてます。
今後ますます義務化する自治体が増えそうですよね。
そして雪道の自転車は特に危険ですから、保険を検討するのもありかなーと思います。
![](https://e-concern.com/wp-content/uploads/2019/11/usagi-006.png)
自転車事故でも賠償金が9500万円とか1億7000万円とか。
自転車保険は思ったよりも安い
調べてみてわかったんですが、自転車保険って思ったより安いです。
しかも家族で入れるので、子どもがいる家庭は保険を検討しても良いかもしれません。
例えば全日本交通安全協会のサイクル安心保険。
- 保険料:103円/月〜
- 個人賠償:1億円まで
- 示談代行:あり
- 補償範囲:家族全員
これは一般社団法人 全日本交通安全協会が推進している保険です。
これだけ保証されて月々100円程度ですでの悪くありませんね。
でも最近では自動車保険のオプションとして、個人賠償特約や自転車特約などが付いてます。
たぶんそっちの方が安いと思うので、自動車保険のオプションで入るのが良さそうですね。
まとめ:雪道の自転車は違反ではありません
雪道で自転車を乗ることは、法律違反ではありません。
しかし雪道はやっぱり危ないですよね。
可能であれば冬用タイヤに履き替え、自転車保険に入っておくと安心です。
下手すると1億を超える賠償って、考えると怖いですよねー。(汗)
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