天気予報で0℃以下が予想されると、水道が凍結しないか心配になります。
実際に水道が凍結するのは、何度ぐらいなんでしょうか?
水道が凍結する気温と、すぐできる凍結防止対策、もし凍結したら何度で溶けるのか紹介します。

今夜は冷え込みそう。
水道が凍結する気温は?
水道が凍結する気温は、おおよそ−4℃といわれています。
気温がおおむね氷点下4度以下になりますと,水道が凍ったり破裂することがあります。
気温が氷点下4℃以下になると水道が凍結しやすくなります。
引用:仙台市水道局
実際うちの環境でも、−4℃になった日に凍結しました。^^;

あれっ?お湯が出ない!
その日は深夜1時頃に寝て、朝の7時に起きました。寝ていたのは6時間ぐらいなんですが、その間に凍ってしまったようです。
−4℃まで冷え込んだのは、ほんの1時間ぐらいなんですが・・・。
水道管にはもちろん断熱材を巻いていました。でも−4℃までいくと駄目みたい。
最低気温が−2℃の日には凍らなかったので、−2℃以下になる日には注意しています。

-2℃が目安。
凍ってしまった場所は、給湯器につながる水道管。給湯器は屋外にあるので、他の場所より冷え込みが激しかったんだと思います。
こんな感じで、−4℃は1つの基準だと思うんですが、環境や状況によって違ってきます。
水道管が凍結しやすい環境
気温が−2℃程度でも、留守にしていたり日中気温が上がらない日が続くと、凍結するようです。
あとは、日当たりが悪かったり風が強く当たる場所は、冷え込みが厳しい。
それ以外にも、水道管が屋外に露出しているケースなど。屋外に出ている水道管は、ちょっとした冷え込みでも凍結しますから。
うちでも屋外に出ている蛇口のところは、−2℃で凍ってしまいました。
では、凍らないためにどうすれば良いかというと。
すぐできる水道の凍結防止対策
すぐできる水道の凍結防止対策で、もっとも簡単なのは水のチョロ出しです。

ド定番の方法ですが。
蛇口をわずかに開けて、水をチョロチョロ出すだけ。
しかも、この方法は効果抜群なんです。
水道の凍結防止には水のチョロ出し

まずこの方法は、蛇口をひねるだけなので簡単。さらに、水道はいつでも使うことが出来ます。
それにやり方によっては、全ての配管の凍結を防止することも。
もっとも凍結しやすいのは、屋外に出ている水道管でした。
アパートやマンションなどもそうですが、たいてい給湯器は屋外に設置してます。だから、給湯器につながる水道管が一番危ないんです。

そういえば給湯器って、野ざらしだよね。
さらに給湯器の内部も凍結しやすい。
給湯器の内部は、電源が入ってれば保温運転するタイプが多いんですが、給湯器につながる水道管(給水管)が凍結してしまうとエラーが発生し、保温運転も止まってしまったりします。
そういったことを考えると、チョロ出ししておくのが一番というわけです。
もちろんチョロ出しするときは、お湯口の方からも出すのを忘れないでください。水とお湯は、それぞれ別の水道管を通ってますから。
これを忘れると、お湯だけ出ないという悲惨な事態になります。

お風呂に入れない・・・
このように完璧に見えるチョロ出しですが、残念ながらトイレや洗濯機までは対応しきれません。やろうと思えばできるんですが面倒すぎ。
トイレや洗濯機につながる水道の凍結予防には、部屋を暖めておくのが簡単です。
水道の凍結防止に部屋を暖める

トイレや洗濯機、シャワーやお風呂など、全ての蛇口から水をチョロ出しするのは無理がありますね。
ですので、部屋を暖めて過ごすというのが、水道の凍結防止に役立ちます。
給湯器につながる水道管をのぞけば、たいていの水道管は家の内部を通っています。壁の中とか床下とか。
だから部屋を暖かくしておけばOK。そしてなるべくなら、凍結しやすい早朝に暖めておくのが良いです。

部屋が寒すぎると水道も・・・
どうするかというと、暖房器具のタイマーを早朝にセットします。後はなるべく夜更かしをすると、いいんじゃないかなと。
他にも「水抜き」するという方法がありますが、こちらは手間です。
水道の凍結防止に水抜きは?
水道の凍結防止に「水抜き」はとても有効ですが、慣れていないと上手にできないことがあります。
そもそも設備として、「不凍栓」という水抜き専用の栓がついていないと、水道の中の水をすっかり抜くことはできません。
ちなみに「不凍栓」と「元栓」は全く別もの。ごっちゃにしがちですが、違います。
「不凍栓」は、閉めただけで水道管のなかの水を全て排出できます。いっぽう「元栓」は、閉めても水道管の中に水が残っています。
また、給湯器やトイレの中の水抜きは別途必要。
でも給湯器やトイレの水抜きって面倒だし、再び使用するときに作業が必要だったりします。

面倒すぎー。
というわけで、すぐできる対策としては水のチョロ出しが一番。
次は、もし水道が凍結してしまったら、何度ぐらいで溶けるのかについてです。
水道の凍結は何度で溶けるの?

水道の凍結が溶ける温度は、うちの場合は4〜6℃でした。
あくまでうちの基準なので、環境によって違うと思います。
水道の凍結が溶けるまでの数日間、最高気温が2℃まで上がった日があったのですが、それでは溶けませんでした。
だから一度凍結してしまうと、気温が4〜6℃近く上がる日まで、自然には溶けないことになります。
また凍結することによって、水道管の破裂や給湯器の故障する可能性もあるわけです。

破裂が一番おそろしい。
ということを考えると、寒い日が続く時期の凍結は、絶対に避けたいところ。
何回か凍結したことがあるんですが、真冬にお風呂に入れなかったりお湯を使えないのは、ホント辛いですよ。
まるで避難所生活・・・。
あとがき
水道は一度凍結してしまうと、暖かい日が来るまで溶けてくれません。
その間トイレは流れないし、お風呂には入れないし、ホント悲惨な生活になります。
近くの銭湯や温泉に行くのも、毎日だとシンドイです。
そういった事態を防ぐためにも、危なそうな日は水のチョロ出しで乗り気りましょう。
水道料金も思ったよりも掛かりません。
チョロ出しの適切な水量や、水道代の目安については、以下の記事にまとめてます。
私と同じ失敗をしないよう、みなさん気を付けてください。
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