TVや雑誌でうなぎを見かけると、
たまにはうなぎでも食べようか?
って気になりますよね。
うなぎの蒲焼きから香る、食欲をそそるあの匂い。
甘くて香ばしくてヨダレが溢れますね。
よし今日はうなぎにしようと思ったとき、ちょっと気になるのがうなぎの栄養価。
うなぎにはどんな栄養が含まれているのでしょうか。
うなぎに含まれる栄養価
うなぎはビタミン類が豊富
ビタミンA
うなぎはビタミンAが特に豊富。
ビタミンAを含む食品のなかでもトップクラス。
うなぎの蒲焼半分(50g)で、成人男性が1日に必要とするビタミンAの摂取量を超えます。
ビタミンAは目の健康に欠かせないビタミン。
不足すると目や網膜にダメージを受けます。
ビタミンAの摂り過ぎも健康に害がありますので、食べ過ぎには注意です。
ビタミンB1
うなぎはビタミンB1も豊富です。
ビタミンB1の含有量は魚介類の中でトップクラス。
うなぎの蒲焼一本(100g)で、成人男性が1日に必要とするビタミンB1の7割を摂取できます。
ビタミンB1は糖質をエネルギーに変換するのに必要なビタミンで、ダイエット効果も期待できます。
ビタミンB2
うなぎの蒲焼一本(100g)で、成人男性が1日に必要とするビタミンB2の半分を摂取できます。
ビタミンB2は人の成長には欠かせないビタミン。
栄養素をエネルギーに変える役割もあります。
皮膚や粘膜の再生にも関係があり、美容にも大切なビタミンです。
ビタミンE
うなぎの蒲焼一本(100g)で、成人男性が1日に必要とするビタミンEの8割を摂取できます。
ビタミンEは「若返りのビタミン」とも呼ばれ、細胞の老化を防ぐ効果があります。
ビタミンEは体内では作られないため、食事から取り入れる必要があります。
DHA・EPAも含まれている
うなぎにはDHA・EPAも豊富に含まれています。
意外ですよね?
うなぎは青魚の代表選手であるサンマと同じぐらいDHA・EPAを持っています。
アジやサケより多く持っています。
と聞くと驚きですよね。
EPAは血液や血管の健康維持には欠かせない成分。
血中のコレステロールや中性脂肪を下げる働きもあります。
DHAは「頭がよくなる」という宣伝が有名ですね。
脳の発達・成長には欠かせない成分です。
ムチンが含まれている
うなぎのヌルヌルにはムチンが含まれています。
ムチンには胃の粘膜を保護する働きがあります。
他にもたんぱく質の吸収を促進する働き、カルシウムの吸収を促進する働き、ドライアイを防ぐ働きもあります。
その他の成分
カリウム、カルシウム、亜鉛、ナイアシン、ビタミンB6、ビタミンB12、葉酸、パンテトン酸などが、それなりに含まれています。
こうしてみると、うなぎって栄養豊富で凄い食べ物ですね。(*´Д`)
うなぎを食べると、どんな効果がある?
美容効果がある
うなぎに含まれるビタミンAは、肌を正常に保ち皮膚を修復する働きがあります。
肌の潤いと張りを保ち、肌荒れやニキビを防ぎ、さらに抗酸化作用で肌の老化を防ぐ効果もあります。
「若返りのビタミン」と呼ばれるビタミンEは、肌の老化を防ぎます。
ビタミンEも抗酸化作用の強いビタミンで、ビタミンA・ビタミンCを同時にとると相乗効果が非常に高くなります。
うなぎにはビタミンCだけが少ないので、ビタミンCだけは他の食品から補充しましょう。( ̄ー ̄)
これで組み合わせることで栄養素の吸収率が上がるビタミンA・C・Eが揃います。
また、糖質の代謝を助けるビタミンB1を多く含んでいることから、ダイエットにも効果的。
うなぎの皮近くに含まれるコラーゲンも見逃せません。
コラーゲンの効能は実証されていませんが、お肌の潤いと張りに効果があると言われています。
疲労回復効果がある
ビタミンAは、眼精疲労に効果があることで有名です。
夜盲症や視力低下、白内障を予防します。
PC・スマホで目を使いすぎている私達には欠かせない効能ですね。
ビタミンB1は、糖質の代謝を助けるだけでなく、筋肉疲労でたまる乳酸の燃焼もサポートします。
ビタミンEは血行を良くする働きがあります。
血行が良くなれば体へのエネルギーの補給が早まり、疲労物質が早く運び出されます。
疲労物質が消失し、疲労回復を早める効果もあります。
うなぎのヌルヌルに含まれるムチンには、たんぱく質を吸収しやすくする働きがあり、それによりエネルギーを効率よく吸収することができ、疲労回復を早めます。
体に疲れを感じたら、うなぎを食べておくべきですね。( ̄¬ ̄*)ジュルリ
うなぎの食べ過ぎには気をつけよう
栄養豊富なうなぎですが、食べるときに気をつけたいポイントがあります。
ビタミンAが豊富すぎる
うなぎはビタミン類が豊富で、特にビタミンAが多く含まれています。
ビタミンAは不足すると、夜盲症、網膜や皮膚の異常など、さまざまな病状を引き起こしますので、十分に摂取する必要があります。
しかしビタミンAを過剰摂取すると、頭痛、めまい、吐き気、脱毛、肌のひび割れなど、マイナスの症状を引き起こします。
これはうなぎのビタミンAが脂溶性だから起きることです。
ニンジン、かぼちゃ、トマトなど黄色野菜に含まれるビタミンA(β-カロテン)は、体内で必要な量だけ吸収されます。
野菜から摂るビタミンA(β-カロテン)は、摂り過ぎの心配がありません。
ビタミンAの摂り過ぎには注意したいですね。
絶滅危惧種である
知らない人も多いと思いますが(私も知りませんでした)、うなぎは国際自然保護連合(IUCN)で絶滅危惧種に指定されています。
養殖うなぎであれば、そういった問題は大丈夫なのかっていうと、そんなことはありません。
養殖うなぎっていうのは、天然うなぎの稚魚を捕まえて、それをイケスで育てているんですね。
ですので食べるほどに絶滅の危機が近づきます。
これについてまともに対策が取られていないのが不思議ですが、権益の問題でしょうか。
絶滅危惧種を食べるのって微妙ですので、食べ過ぎには注意したいところですね。(-_-;)
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まとめ
ビタミン類が豊富で、DHA・EPAも含まれているうなぎ。
栄養豊富で、美容効果や疲労回復効果を期待できます。
見た目が脂っこいので、ちょっと気になるのがカロリー。
安心してください。
カロリーはそこまで高くありません。
うなぎの蒲焼一切れ(100g)で293カロリーです。
ご飯と一緒に食べることが多いと思いますので、これにご飯一杯(150g)252カロリーなので、合わせると545カロリーです。
カロリーは思ったより高くありませんね。(^_^;)
夏バテや疲労を感じたら是非食べておきたいですね。