井戸水は煮沸すれば赤ちゃんのミルクや離乳食に使える?お風呂や洗濯についても

井戸水

井戸水で赤ちゃんのミルクや離乳食を作っても大丈夫なのかな・・・。

うちの実家は井戸水で、私もこの水で育ちました。

美味しいし自慢の水です。

でも、赤ちゃんに与えるのはちょっと心配。

井戸水は煮沸すれば赤ちゃんにもOKなのかと、お風呂や洗濯はどうなのかについて書いています。

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井戸水は煮沸すれば赤ちゃんのミルクや離乳食に使える?

私の考えですが、月齢の低いうちは井戸水は止めておこうと思いました。

うちの実家では、井戸水を定期的に検査してますし、問題が起きたこともありません。

その地域一帯でも飲んでいるので、まず大丈夫だとは思うんですが。

でも念のため、井戸水を使わないしようと思いました。

なぜそう考えたのかについて、説明しますね。

井戸水の使用が推奨されていない

まず農林水産省のガイドラインでは、殺菌されてない井戸水を赤ちゃんに使うことは、推奨されてません。

ミルクを作るときは、殺菌されていない井戸水や湧き水を使わないようにしましょう。

出典:農林水産省「赤ちゃんを守るために」

でも、理由も分からずダメと言われても、納得できませんよね。

そこで、井戸水を避けたほうが良い理由について紹介します。

ミネラルが豊富すぎるかも

赤ちゃんが井戸水を避けたほうが良い理由の一つは、豊富なミネラルです。

赤ちゃんの胃腸はまだまだ未発達で、ミネラルが多すぎると吸収できません。あるいは、他の栄養素の吸収を邪魔して、下痢を起こしてしまうこもあるそうです。

美味しい水が、必ずしも赤ちゃんにとって良いわけではないんですね。

毎年発生している大腸菌、細菌、寄生虫による水汚染

井戸水から大腸菌や細菌が感染した例は、毎年かなりあります。

そのなかでも特に、病原大腸菌、カンピロバクター、赤痢菌は水汚染のワースト3。

飲食店や幼稚園、大学でも感染例があるので、定期的に水質検査をしていても当たるときは当たるんだなという感想です(参考文献1より)。

また、ウエルシュ菌やボツリヌス菌など、煮沸しても死なない菌がいるので厄介です。

乳児ボツリヌス症に注意

母子手帳の離乳食のところには「はちみつに注意」と書かれてますよね。

これは、はちみつでボツリヌス菌が増殖し、それを食べた乳児がボツリヌス症を起こすことがあるからです。

で、このボツリヌス菌が井戸水で検出された例がありました。

ボツリヌス菌はやっかいなことに、水の中にいるときは、煮沸しても死なない状態だったりします。

ちなみに、ボツリヌス菌はそのへんの土の中とか、自然界に普通にいます。

ブルーベビー病に注意

海外で有名なブルーベビー病についても、紹介しておきます。

赤ちゃんの全身が真っ青になってしまうことから、この名が付きました。

これは、硝酸態窒素あるは亜硝酸性窒素が多く含まれた水を飲むことで発病します。これらの成分は悪いことに、煮沸すると濃縮します。

硝酸態窒素や亜硝酸態窒素は、水質検査でチェックできますので、検査しておきたいですね。

ピロリ菌に注意

胃がんの一因ともいわれ、幼い頃の方がうつりやすいといわれるピロリ菌。

ピロリ菌の感染ルートは、まだはっきりとは解明されていません。

親からの感染が一番多いみたいですが、でも井戸水からも疑われています。実際、井戸水からピロリ菌を検出した実例が、たくさん揃っています。

ただしピロリ菌は、基本的には他人の口や便が原因となってうつるもの。だから、肥溜めや汲み取り式のトイレが近くにあるなど、地下水が汚染される環境でなければいないはず。

ちなみにピロリ菌は熱に弱いので、煮沸すれば安全です。

とこのように、井戸水には赤ちゃんに影響のある成分や菌がいるので、少しリスクがあるように思いました。

次は、赤ちゃんのお風呂に井戸水を使うのはどうかについて。

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井戸水で赤ちゃんをお風呂に入れても大丈夫?

私としては、水質検査で合格しているのなら、大丈夫かなと思います。

うち実家には、そもそも水道が通ってないので、他に選択肢がないってのもあります。(^_^;)

ただなるべく、赤ちゃんをお風呂に入るときは、水しぶきが口に入らないよう気を付けてました。

しかし、仮にすこし口に入ったとしても、それは自然に口にする量と大して変わらないんじゃないかなと思います。

一般的に食中毒などは、病原菌を摂りすぎたときになるもの。少しぐらいは大丈夫なはずです。

それに赤ちゃんって、何でも口に入れるじゃないですか。当然、ボツリヌス菌など自然界にある雑菌を口に入れているはずです。

そうやって、雑菌に対する免疫をつけているんでしょうね。

次は、井戸水での洗濯の場合を見ていきます。

井戸水で洗濯した服を赤ちゃんに着せても大丈夫?

洗濯干し

洗濯の場合は、より安全かと思います。

まず洗剤で洗うことで、大部分の菌や細菌は洗い流されるはず。

また、日向に干すことで、紫外線による消毒が期待できます。一般的に大腸菌や細菌は、紫外線にとても弱いです。

あとは乾燥に弱い菌も多いので、しっかり乾燥させるとより安心ですね。

どうしても心配な場合は、漂白剤を入れて滅菌すると良いと思いますよ。

漂白剤には次亜塩素酸ナトリウムが含まれているので、水道水と同じような殺菌作用が期待できます。

まとめ

井戸水は煮沸すれば、赤ちゃんのミルクや離乳食に使えるのかについて書きました。

煮沸すれば完璧に安全、ってわけではないんですね。

成分的な問題や、なかには煮沸しても死なない菌などいます。

水質検査をすれば、もちろん安全性は高まります。でも、どういった細菌が潜んでいるかまでは分かりません。水質検査は、細菌が一定数以下なら合格となるので。

そういったことを考えると、お腹が弱い赤ちゃんの時期は、やはり井戸水は避けたいなと思いました。

井戸水が危ないといってるわけではありません。ミネラルウォーターや水道水に比べて、リスクがあるかなと思うぐらいです。

私としては、塩素など含まれていない美味しい水で、子育てをしたい希望があります。でもそれは、もうすこし大きくなってからが良さそう。

<参考文献>
1. 東京都健康安全研究センター:くらしの健康
2. 厚生労働省:井戸水を原因食品とする乳児ボツリヌス症の報告について
3. 感染症学雑誌:飲料用井戸水中の Helicobacter pylori 存在に関する疫学的検討

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