赤ちゃんと過ごす夏は、エアコンをつけっぱなしにして良いのか悩みますね。
でも最近の暑さは尋常ではありません。
うちでは夏の間中エアコンをつけて過ごしました。
なぜそうしたのかその理由と注意点、適切な温度、服装について紹介します。
赤ちゃんと過ごす夏はエアコンつけっぱしでOK?
うちでは夏の間、エアコンを24時間つけっぱなしにして過ごしました。
設定は除湿ではなく冷房です。これは除湿よりも冷房のほうが、電気代が安いという話を聞いたから。
つけっぱなしにした一番の理由は、赤ちゃんの体温調整機能が未熟だったからです。このときうちの子は、生後5〜6ヶ月ぐらいでした。
赤ちゃんは体温調整機能が未熟
赤ちゃんは、体温調節が上手く出来ません。
母親学級や産院、訪問指導などでも説明がありましたね。
赤ちゃんの体温は高めで、外気温にとても影響されやすい。だから室温は、赤ちゃんが快適に過ごせる温度に設定する必要があります。
もし室温が低ければ低体温に、室温が高ければ身体から熱をうまく放出できなくて、うつ熱になったりします。
酷くなると脱水を起こすことも。
赤ちゃんの脱水症状は分かり難いそうです。そして脱水は命に関わる問題。
だから室温を適切にたもち、水分をどれぐらい摂ったのか、おしっこはしっかり出ているのかをチェックするのが大切です。
尿がちゃんと出ていない場合は、脱水になりかけている可能性があります。
室温が高いとこれ以外にも様々なリスクがあるので紹介しますね。
室温が高いことのリスク
日本は高温多湿です。
湿度が高いということは、汗が蒸発しにくいということ。つまり身体の熱を下げにくい環境なんですね。
33〜34度を超えるような環境は、成人であっても危ないそうですよ。
室内の気温が上がって、赤ちゃんの体温が上がりすぎると、次のようなリスクが指摘されています。
[aside type=”warning”]室温が高いことのリスク
- 乳児突然死
- 熱中症(日射病、熱射病、脱水症状)
- うつ熱
[/aside]
こういったリスクを取りたくないので、うちではエアコンをつけっぱなしにしました。
ただ、エアコンつけっぱなしにすると、次のようなデメリットも考えられます。
エアコンをつけっぱなしだと汗腺が発達しない
身体は暑いときに、汗を流すことで体温を下げます。
この汗を流すための機能がエクリン腺。エクリン腺は、育った環境によってその数が決まります。
具体的には2歳半ぐらいまでに決まってしまうとのこと。
暑い地域で育った子供は、エクリン腺が多く暑い環境に順応しやすくなります。逆に汗をあまりかかない寒い地域で育つと、エクリン腺の数は少なくなるようです。
極端な話、エクリン腺はタイ人に多く、ロシア人には少ないみたい。日本人はだいたいその中間。でも沖縄の人はタイ人に近いようです。
<参考文献>
WACOAL BODYBOOK:「汗っかき」は3歳までに決定する!?
エアコンのつけっぱなしには、一応このような問題があります。
でも赤ちゃんの時期の、たった2ヶ月間ぐらいの間なら、気にしなくていいんじゃないかなと思いますよ
エクリン腺を増やしたければ、歩けるようになったあとで、しっかり汗をかくよう運動すれば良いのです。
次は赤ちゃんに優しいエアコンの夏の温度設定について。
赤ちゃんに優しい夏のエアコンの温度
赤ちゃんに相応しい夏の室温は26〜28℃と、よく育児書なんかにも書いてます。
湿度は40〜60%ぐらいが良いそうです。
母親学級や産院などでも説明がありますね。
うちの場合は、エアコンの設定温度を26℃に設定していました。
でも赤ちゃんの近くに温度計を置いて測ってみると27℃。エアコンの設定温度よりもちょっと高めです。このように赤ちゃんの近くで温度を測ると、正確なところが分かるのでオススメですよ。
冷たい空気は下にたまり、暖かい空気は上にたまります。
ですので床に近いほうが冷たくなります。日差しとか無ければの話ですが。
もし室温を均質にしたいのなら、サーキュレーターで空気を循環させると良いですよ。
ちなみにエアコンの風は良くないので、全く風が当たらない場所に寝かせていました。
エアコンをつけたら夏でも乾燥に注意
エアコンをつけっぱなしにすると、空気が乾燥してきます。
ですので、加湿機を付けることをオススメします。もし持っていないようでしたら、どうせ冬場にも使うと思いますので、一台あっても良いかと。
赤ちゃんは皮膚が薄く乾燥しがち、喉なども弱いので、赤ちゃんが咳をしているようであれば注意しましょう。
うちの赤ちゃんも咳をしていたので、すぐ加湿機を付けました。すると治まったので、やはり乾燥していたのだと思います。
その他にも、乾燥を防ぐため入浴後にローションで保湿したりもしていましたよ。
次は夏にエアコンをつけたとき、どんな服装にするのが良いかについて。
夏に赤ちゃんがエアコンで過ごすときの服装は?
うちの場合は、ロンパース一枚で過ごしていました。
昼寝するときは、お腹にはタオルを一枚乗せます。夜に寝るときは、もう少し厚めのガーゼをかけていました。
でも寝返りをうったり、起き上がったりする時期だったので、タオルがずり落ちてしまうこともしょっちゅう。気が付いたらタオルを掛けるという感じでしたね。
赤ちゃんにとって暑いのか寒いのかは、お腹で測るようにしてました。お腹に汗をかいている場合は、ちょっと暑いのかなと思って調整します。
またお腹が冷えている状態はまずいので、そうならないよう気を付けてました。
頭は汗でいつも湿ってましたね。頭の方がよく汗をかくみたいです。
赤ちゃんの手足は、温度調節のためにかなり冷たくなるので、手足の温度はあまり参考にしていません。
まとめ
赤ちゃんと過ごす夏はエアコンつけっぱしでOKか悩みますよね。
できればエアコンを切って、自然な環境にしたいのですが。でも熱帯夜が続く都心などでは、エアコンを切るのは無理です。
うちでは夏の間中、ずっとエアコンをつけて過ごしました。
電気代はすこし掛かりますが、そのほうが様々なリスクを避けられて安心です。
いくつか気を付ける点はありますが、赤ちゃんも快適に過ごしていたと思いますよ。
コメント