2023年の寒〜い冬の早朝、ホットマンが停止しました。
そこから物語は始まります。
はたして2009年製のホットマンは再び動いてくれるのか?
はたまた廃棄となって、痛い出費を求められるのか?
ホットマンが停まってから、修理を頼んで実際に来てもらった話を書いてますよ〜。
ホットマン、カムバーック!
ホットマンが動いてない!だがエラー表示もない
「ギュギュギュギュギュウウウゥゥ」
早朝、ホットマンのタイマーが入る時間に大きな音がしました。
でも朝早かったし、寝ぼけてたのかもしれないと思い二度寝。(^_^;)
しばらくして起きて、寒いなと思ったらホットマンの電源は入ってるけど動いてませんでした!
とりあえず水道水を足してみた
実は今シーズンに入ってから、不凍液ちょっと足りないよな〜。
と思ってそのまま放置してたので、まずは水道水を足しました。
そして電源をいれたら、なんと動き出すじゃないですか。
「ふぃ〜、水が足りなかった?」
と安心したのもつかの間!ファンからでる空気が全然暖かくないんです。
でもやっぱエラーは表示されてない。
起動時の煙(水蒸気?)は出てる
室外機は窓のすぐ近くにあるので、じっくり見てました。
する起動したあとの初回の煙(水蒸気?)はモワッといつも通りでてます。
そのあとはチョロチョロとか煙でてませんでした。
相変わらずエラー表示はナシ・・・、やっぱり様子がおかしいと思いサポートセンターに電話してみました。
富士通ゼネラルのサポートセンターに電話してみる
サポセンには携帯からでもフリーダイヤルで繋がります。
だけど混んでるみたいなんで、メールで修理依頼をだしておきました。
そしたら後で電話がかかってきて、いろいろ相談することに。
まず衝撃的なことに、ホットマンは生産終了していて部品がないそうです!
ホットマンの生産終了はなぜ?
ちょっと調べた見たんですけど、どうやらエアコンの性能が上がってきて、ホットマンの人気がなくなったらしいですね。
なので富士通ゼネラルは、2017年に撤退したようですよ。
ま、今は逆に電気より灯油のほうがコスパいいと思いますけどね〜。
ホットマンの出張+診断費用は?
で、サポセンの人にお話を聞くと、どうやら出張で診てもらうだけでも5〜6千円掛かるってことでした。
治るか治らないかは分からない・・・部品はない・・・けど金はかかるということですね。
いちおう代行業者さんの方から改めて電話をもらって、そのときに断ることもできるって話だったので、修理の予約をしました。
ホットマンの修理に来てもらった!
予約日に修理屋さんから電話が掛かります。
「詰まりだったら治るかも」
という話で何となくイケそうな気がしたので、修理屋さんに来てもらいました。
ホットマンが動かない原因は不凍液の詰まりでした
だ・か・ら、アレほど
『不凍液を交換しろ!水道水を足せ!』
って説明書に書いてるわけですよね。
原因はですね、不凍液の劣化によって生じた固形物がパイプに詰まってることでした。
というわけで、コンプレッサーやら動員して詰まりを解消してもらいます。
ホットマンは不凍液がまさに血脈
たくさん説明してるくれる修理屋さんだったので、お話いろいろ聞けました。
最初に不凍液の注ぎ口を開けなら電源をつけたとき(え?いいの?)、中に入っている不凍液が全然動いてなかったんですよ。
ちゃんと稼働してるなら、不凍液がウネウネ動くんだって。
イメージで言ったら、ほら水が下から湧いてるところの感じ。
そんで掃除していくなかで、不凍液の中からなんか鉄片みたいなのが出るんです。
まさに血栓みたいな・・・
毎年使い始めに水道水を足す理由
ホットマンの説明書には、不凍液減ってたら水道水を足せって書いてますよね。
不凍液って6割ぐらいが水なんだってー。んで使ってると水が蒸発するから、だ〜か〜ら〜、減ったら水を足せってことみたいよ。
じゃないと濃くなって、ドロドロになって破片できちゃうみたい。
でも水を足すと不凍液がまたサラサラになるから、流れがよくなって暖房効率も上がるってさー。
ただし修理屋さんが言うには、不凍液は3年で交換した方が良いよってことでした(※ちなみに説明書には2年とかいてるw)。
ホットマンの説明書、ここらへんの説明が不足してるよね?
こういう風に理屈を説明してくれれば、水を足したり不凍液のなかをかき混ぜて汚れ具合をチェックしたりするのにな。
車の不凍液いれる人もいるんだって。それはヤバいらしい。
室外機、室内機、配管すべてクリーンアップ
不凍液が通る全てのパイプをキレイにしてもらいました。
ただし不凍液がドロドロの重油みたいになってる場合、こうやってキレイにしてもあとから金属片が取れて、また詰まることがあるみたい。
お湯を沸かす窯のところや熱交換器の辺りにへばり付いてるらしいよ。
不凍液がピンクの状態のうちならマシらしい。うちのはセーフっぽかった。
お掃除のときはポンプだけ稼働できる
ちなみに修理屋さんは、基盤のうえのスイッチを押すことで、ポンプだけを動かしてた。
なんかメンテナンス用に、そういう機構があるわけね。
こうするとポンプだけが動くので、お掃除のときに便利。
燃焼プラグインの確認は簡単
↑中心やや右にあるのが燃焼プラグ。ネジを2つ外して簡単に取り出せる。
あと燃焼プラグを磨くと着火するケースもあるってことで、それ系のエラーが出てる人は、自分でちょっとチェックしてみると良いかもね。
燃焼プラグはネジを外せば簡単にチェックできますし。
室内機も清掃してもらった
つでいに室内機も清掃してもらいました。
「あ、フィルターキレイにすればいいんでしょ?」
と思ってる僕みたいな人、ブブー不正解!
いやぁ、コンプレッサーで室内機をブシューってやってもらった、めっちゃホコリでまくってヤバイのなんのw
そんなにホコリって詰まれるものなの?ってぐらい吹き出してきて、ドン引きでした。
これ自分で掃除するのは無理。やってもらった方が絶対いい。
修理屋さんは部品いっぱい持ってるって(笑)
ちなみに修理屋さんちでもホットマン使ってるそうで。
部品はたくさん持ってるみたいですよ。
なのでその人次第ですが、部品を譲ってもらえることもあるかもですね。
感じの良く応接しましょうw
富士通ホットマンの代替品は?
ま、うちのホットマンはこれで、すっかり元通り。
それどころか以前よりも遥かに暖まるようになった!
静かになったし燃費も良くなると思う。
なんだけど、治らない人もいるよねぇ・・・
富士通ホットマンの代替品はサンポット(長府製作所)
富士通ホットマンって、もともとサンポットって会社のOEMだった?らしいね。
それもあってかサンポットのやつがご換気として使えるんですよ。
※ってサンポットのパンフに書いてた。
なので室外機がどーにもならない場合は、サンポットのやつを検討しても良いかもです。
ちなみにYahoo!ショッピングで売ってるやつメッチャ安いし、代替器として使ってるって口コミもいっぱいあった。
修理屋さんも「そんな値段で買えるの?」ってびっくりしてたよ。
まとめ:ホットマンは治せるケースもある!
富士通のサポセン掛けたときに
「生産終了ですー。部品ないんですー。治らなくても費用かかりますー。」
だとさ、みんな嫌になって交換しちゃうじゃん?
それもあってか、修理の回数自体がすっごく減ってるんだそうです。
ただ診断してもらえば、うちのように治るケースもあるわけで。
特に不凍液の詰まりの場合は、ドロッドロの重油になってるんじゃなきゃ可能性あるかもですよ!
そうだ費用のほうは、不凍液込みで2万円弱でした。
残念ながら交換という人は、サンポットの室外機を検討してみても良いかもです。
というわけで少しでもお役に立てば幸いです。
コメント