今日は抜歯当日。
昨日は早めに寝たけど、予約時間が気になって夜中に何度か目を覚まします。
目を覚ます度にまだ◯時間あるからと、ホッとして眠りにつくのを繰り返して朝になりました。
憂鬱な気持ちを察してくれたのか天気は雨。
ここ数年で最も薄暗い朝でした。
寝ている間に全てが終わる治療法を選択した理由
今回の抜歯では、静脈内鎮静法を使います。
向精神薬や鎮静薬などが混ざった薬を静脈に流して、フワッとしているうちに全てが終わるという方法。
実際に体験した友人から、
「寝ているうちに終わった」
と聞いたので、もうこれしかないと思って選択しました(;´Д`)
実は血とか内臓とか苦手で、気持ち悪くなるタイプなんです。こればかりは克服出来ませんでした。
普段はカッコ悪いので、歯を食いしばってやり過ごしてたんですが、歯茎に埋没した横向きの親知らずを抜くのには、1時間以上歯をゴリゴリ削ったり、割ったり、メスで歯茎を開いたり、場合によっては顎の骨も削るとか。
まぁ無理だなと思って、静脈内鎮静法を選択したワケです。
静脈内鎮静法で横向き親知らずを抜歯する
今回お世話になるのは、マキデンタルオフィス。
ついてすぐトイレを拝借。トイレから出ると直ぐ手術室の方に通してもらう。
ちょっと朴訥な感じもする、誠実で優しそうな腰の低い院長先生が対応してくれます。
マキデンタルオフィスでは熟練の口腔外科医の院長先生が自ら担当してくれます。感じの良い先生で、なんでも相談できて安心。
友人の抜歯の経過も聞いていたので、腕の方も安心感があります。
施術用の椅子に座って点滴を入れる
施術用の椅子に座ると「緊張してますよね?」と言われ、いよいよ始まるんだなぁと。
先生:「でも大丈夫です。点滴をいれると緊張もなくなりますので」
と言われすこしリラックスしました。手術中の注意点を改めて指導されます。
先生:「途中で意識が戻ることがあったら手を振って伝えてください。」
先生:「そのときは点滴の量を増やしますので、我慢しないでくださいね。」
我慢するつもりはないけど、途中で目が覚めるのは嫌だ・・。
その後、椅子の背もたれを倒して、腕に点滴用の針を差します。
先生:「まだ点滴入れてませんからね。点滴入れるときには言いますね。」
と作業経過を教えてくれます。
準備がひと通り終わって、いよいよかなぁと思っていると・・。
先生:「では点滴入れてきまーす」
・・とこの後すぐ記憶がブッツリ途切れました。
ほんとにプッツリです!
静脈内鎮静法で患者は寝ているのか?
静脈内鎮静法は全身麻酔と違い、体は起きているし自分で息もしています。
全く記憶がないけれど、話しかけると返事もするしているとのこと。健忘作用があるので、術中の事はほとんど覚えていないらしいです。
実際どうだったというと・・・、ホントなにも覚えてません!
あ〜よかった(*´ω`*)
ただ寝ていただけで、目が覚めたら全てが終わっていました。
目が覚めると
目が覚めると全て終わってました。
先生:「いやぁ大変でしたよ。」
この誠実な先生が大変だったと言うので、大変だったのでしょう。
肉片付き?血まみれ?の2つに割れた歯が目の前に。
あまり見たくないっす。(;´Д`)
しかし今思い出しても「点滴入れますよ」の掛け声の後、即プッツリ。そして麻酔が効いているから全く痛くない!静脈内鎮静法ってスゴイです!
目覚めた跡は、あまりの呆気なさに感動して、すっごくハイテンションになりました。
「ほんとすごかったです!」
など感動を伝えていたんですが、後で考えるとちょっと恥ずかしいです。(汗)
手術が終わって帰宅する
予想外にあっけなかったので、すっかりハイテンションです。
麻酔にフラつきながら受付前で会計を待ち、痛み止めやうがい薬などの説明を受けます。点滴が残っているのか、このときの説明は、全く記憶に残っていません。(笑)
ハイテンションなので、近くにある広島ショップでお土産を買い物して帰宅。
痛み止めを飲んだか飲んでいないか忘れてしまい、家について数時間経ち麻酔が切れたころに痛み始めました。
でも耐えれないほどの痛みではなく、ズキズキするけど我慢出来ない程ではない。
不思議な事に、この時点では腫れも全くありません。
親知らずを抜いた後の食事レシピ
家に帰って鏡で口の中を見ると、縫われていることが分かりました。
手術後に説明も受けたと思うのですが記憶が・・・。
口が大きく開かないし傷口に触れたくないので、パンを小さくちぎって食べました。
後から気づいたけど一番食べやすいのはうどん。噛まなくてもいいし、細かく分裂して傷口に触れたりしません。
今日は静脈内に麻酔を使うため、朝から何も食べていません。ですので、かなり空腹のはずなんですが、口が疲れていてちょっとずつしか食べられません。
かなりゆっくり食べて、ようやく痛み止めのロキソニンを飲みました。だいたい30分ぐらいで、痛みが無くなります。
「なんか痛み止めを飲まなくても我慢できる程度?」
と思いましたが、念のため飲んでおきました。
でもこれは初日だけのサービスタイムだったようです。
数日後に恐ろしいことが・・・。
まとめ
寝ているうちに全てが終わる静脈内鎮静法。
本当に寝ている間にすべてが終わって、全く負担が掛かりません。インプラントや神経を削る治療などでも使えるみたいです。
自費治療代が2万ほど掛かりましたが、これだけ楽なら高くないと思います。
これから大変な歯の治療をする人には、この方法がオススメ。
私は友人からこの素晴らしい治療法の話を聞いていたので、躊躇いなく受けることができました。こんなに楽な方法が有るなんて、知らない人は損しています。
私と同じように血が苦手な人や、大変な抜歯をする人の参考になれば幸いです。
次回は、抜いた翌日の腫れ具合と痛みの体験談です。
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横向き親知らずの痛くない抜歯体験 〜抜いた翌日の腫れ具合と痛み〜
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