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昆布だしを時短で早く濃く取る方法!料理の幅も広がるし栄養も摂れる

昆布だし 調味料

昆布だしをしっかり取ろうと思うと、わりと時間が掛かりますよね。

2〜3時間水に浸けたものと半日浸けたものでは、出汁が全然違います。

昆布だしを早く取りたいときに活躍する、時短で早く濃く取る方法を紹介します。

この方法なら料理の幅も広がるし、栄養も多めに摂れます。

でも食べ過ぎには注意。そのあたりのことも書いてます。

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昆布だしを時短で早く濃く取る方法!

昆布だし

その方法とは、昆布を細かく刻んで水に浸けるだけ!

「なんだそれだけ?」と思うかも知れません。

でもたったこれだけで、昆布からだしをより早く、しかも濃く抽出できます。

昆布を刻んだものは、”刻み昆布”として売られていたりしますけどね。(^_^;)

でも、”刻み昆布”って昆布の種類を選べないことが多いので、自分で作ったほうが美味しいと思います。個人的には、だしを取るなら羅臼昆布。

それに、”刻み昆布”を作るのはそんなに難しくありません。

ハサミを使って、昆布を2〜3mぐらいの幅で切るだけ。硬めの画用紙を切る感覚で刻むことができます。

昆布だしを早く取ることができる

昆布を細かく刻むと、体感では2〜3倍早くだしが取れるように思います。

試しにどれぐらい早く取れるのか、比べてみました。

昆布の切れ端と”刻み昆布”をそれぞれ水に浸けます。どちらも昆布は1gで、水は90ccほど。

30分待ってみると、刻んだ昆布からは既にエキスが出ていました。

昆布だし

そして1時間半ほど待ってみると、見た目にも明確に違いが。”刻み昆布”の方が明らかに濃く出ています。

味の方も、やはり”刻み昆布”のほうが濃いです。

この時点で、十分に使える出汁となっていました。もっと急ぎたい場合は、30分ぐらい水に浸けたあとに煮立てると、さらに時間を短縮できますよ。

昆布だしを濃く取ることができる?

昆布を刻むと、だしを早く取れるだけでなく、より濃く抽出できるかもしれません。

昆布の成分は、断面の切り口からたくさんでるそうです。だから細かく刻んだほうが、昆布の旨味成分をたくさん取り出せているんじゃないかと。

もちろん刻んでない昆布も、長時間水に浸ければ、濃く出るとは思いますけど。

このように、昆布を刻むのは素晴らしい方法なんですが、”刻み昆布”ってあまり売られてないですよね。

なにか理由があるのかなと思ったんですが、どうやら細かく刻むと商品価値が下がってしまうみたいです。

次は、”刻み昆布”を使った料理について。

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刻み昆布を使うと料理の幅が広がる

“刻み昆布”を使えるようになると、料理の幅が広がります。

うちで一番多く使うのは鍋のとき。水炊きなども美味しいですが、しゃぶしゃぶに入れるのも美味しいですよ。

もともと、平田牧場の三元豚のしゃぶしゃぶセットに刻み昆布が入っていたのがキッカケでした。

昆布が好きな人であれば、しゃぶしゃぶは外さないと思います。

それ以外に、煮物にも使えます。

刻み昆布は煮物に合う

刻み昆布-煮物

煮物に”刻み昆布”が入っているのは、富山県で知りました。

富山県は昆布の消費量が日本一。何にでも昆布が入ってます。

それこそ、パンにも入ってるわけですしね。(^_^;)

というわけで富山県の煮物には、刻み昆布が入ってることが多いんですが、これが結構美味しい。ちょっと甘めなのが特徴なんですが、これは関東に比べてかもしれません。

私は関東の出身ですし、関西の煮物は甘めと感じますので。

ふだん煮物に使っている昆布だしを、刻み昆布に変えるだけで作れると思いますよ。

オススメは、大根や厚揚げ、がんもどきの煮物。このあたりであれば、失敗が少ないと思います。うちの嫁も最初はこのあたりから、特にレシピを見ずに作ってました。

なれたら、バイ貝なんかも美味しいです。

刻み昆布-煮物

次は、”刻み昆布”の栄養と注意点について。

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刻み昆布は栄養を多めに摂れるけど食べ過ぎに注意

“刻み昆布”は丸ごと食べられるので栄養が豊富です。

昆布だしでは摂取できない栄養を取ることもできます。

昆布だしと”刻み昆布”では、どのぐらい栄養が違うのか、まずは次の表をみてください。

どちらも100gでの成分表示となってます。

栄養成分昆布だし刻み昆布
ナトリウム61mg4300mg
カリウム140mg8200mg
カルシウム3mg940mg
マグネシウム4mg720mg
リン6mg300mg
8.6mg
ヨウ素5.4mg230mg
ビタミンK00.091mg
ビタミンB10.15mg
ビタミンB20.33mg
ナイシン1.2mg

出典:日本食品標準成分表2015年版(七訂)

昆布だしは、水に対して3%の昆布を加えて60分放置したものだそうです。

つまりここでは100ccの水に3gの昆布を入れた計算。これはかなり濃い目の昆布だしとなります。

”刻み昆布”100gも相当の量です。10gでも結構な量で、2〜3人前の鍋に入れるぐらい。

だから、現実的にはこの成分表示の1/20〜1/30ぐらいが、1人前になると思います。

ただ、昆布の食べ過ぎには注意しましょう。

昆布の食べ過ぎには注意

ここで注意点があるのですが、継続的な昆布の食べ過ぎは、身体によくないそうです。

昆布にはヨウ素がふんだんに含まれています。その耐容上限量は、一日あたり成人で3.0mg、6〜11歳なら0.5mg、12〜14歳なら1.2mg、15〜17歳で2mg。

耐容上限量を超えた継続的なヨウ素の取りすぎは、甲状腺機能への影響がでる可能性があるみたいです。(参考文献1より)

でもこれ、あくまで継続的に食べ過ぎた場合なんで、あまり神経質になる必要はないかなと。

北海道や富山など、昆布をよく食べる土地に住んでいる人は、間違いなくオーバーしてますから。私も絶対オーバーしてます(^_^;)

それに日本人は、ヨウ素を取り過ぎても割と対応できる体質と考えられているみたいです。だから実際には、そんなに影響でてないっぽいんですね。(参考文献1より)

というわけで、いくら昆布好きでも食べ過ぎには注意しましょう。

それはどんな食べ物でも、そうなんだけどね。

まとめ

昆布だしを時短で早く濃く取る方法について紹介しました。

その方法とは、”刻み昆布”にすること。

一度この方法を覚えると、早いし美味しいしで昆布を刻んでから使うようになりますよ。

だから、ハサミはちょっと良いやつを買った方が良いです。うちでは木屋(KIYA)のハサミを新調しました。

さすがメーカー品、めちゃめちゃ切りやすいですよ。(^_^;)

また”刻み昆布”にすると、昆布を丸ごと食べられるし美味しいです。ただ、食べ過ぎには注意。

<参考文献>
1. 厚生労働省:「日本人の食事摂取基準(2015 年版)」策定検討会報告書

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