花粉の季節は、布団の干し方に悩みますね。
何も考えずに外干しすると、後で酷いことに。
外干しするにしても、ちょっと工夫することで、花粉が付く量を大きく減らすことができます。
花粉の季節の布団の干し方、布団乾燥機の便利さ、寝る前にすべきことなどを書いてます。
花粉の季節の布団の干し方
家の中に侵入する花粉の22%は、外に干した布団に付着したものだそうです。
付着による持ち込みは、洗濯物(全体の15%)や布団(全 体の22%)によるものが多くを占めていました
花王株式会社 生活者研究センター「花粉の室内侵入・持込み量とその割合」
何も考えずに外干しすると、結構な量の花粉が家の中に入ってくるわけですね。
そこでオススメなのが、花粉用の布団干しカバー。
花粉用の布団干しカバー
布団を専用のカバーに入れると、花粉をほぼシャットアウトすることができます。
(と書かれてます)
このカバーは黒色をした丈夫な不織布。黒色なので熱の吸収がよく、太陽が当たっているところは、かなり熱くなります。
実際、このカバーを使って布団を干すと、ホカホカに仕上がりますよ。
布団をカバーに入れる作業が、すこし面倒くさいけど。
布団はどれぐらい干せば良い?
布団を干す時間が長くなれば、そのぶん花粉が付着します。
ですので必要最低限の時間で、布団を干したいところ。
布団を干す適切な時間は、布団の種類によって違ってきます。
木綿わた・・日干しで表裏合わせて2〜3時間
羊毛・・・・陰干しで表裏合わせて1〜2時間
合成繊維・・表裏合わせて2〜3時間
ちなみに、布団は長く干し過ぎると素材が痛むそうです。
そういった意味でも、適切な時間干すのが良さそうですね。
参考文献:三輪恵美子 著, 超「快眠」法, 成美堂出版(2005)
花粉の時期に布団を干すならいつ?
布団を干すのに相応しい時間は、湿気の少ない午前10時〜午後2時だそうです。
しかしこの時間帯は、花粉がとても多い。特に午後2時ちかくは飛散のピークなので、できれば避けたい時間。
そういうこともあって、午前9時〜午前11時ぐらいがベターかなと思います。
花粉の少ない時間帯に関しては、以下の記事に詳しくまとめているので読んでみてください。花粉の少ない時間帯が予想できるようになると、毎日の生活がすこし楽になりますよ。
布団を干し終わったら
布団を取り込むときは、布団の表面を軽く払うと良いそうです。
表面を払うことで、布団に付着している花粉を半分にできるそうです。
軽く手で払っただけでも(図11)、タオルは46%、Tシャツは65%、布団は57%の花粉を落とすことができるという結果で した5)。
花王株式会社 生活者研究センター「花粉の室内侵入・持込み量とその割合」
ところで、布団をバンバン叩くのは止めたほうが良いのだとか。
これは布団の詰め物を痛めるようですよ。
その代わりに掃除機を掛けると良いとのこと。
掃除機を掛ければ付着した花粉を減らせるし、ダニの死骸やフンなども減らすことができます。
その他、花粉対策スプレーを吹きかけるという方法もあります。
花粉対策スプレー
花粉対策スプレーには、花粉を固めてしまうものや、花粉を不活性化するものなどがあります。
どちらが良いのかは、まだ判断がつかないのですが、こういったものを使うのもありかと。
せっかく干した布団にスプレーするのも気が引けますが、効果はしっかりあるようです。
次は外干しするより、ずっと楽な布団乾燥機について。
花粉の季節は布団乾燥機が便利
布団乾燥機は、一度使うと手放せないぐらい便利。
簡単に使えるので毎週、布団を乾燥してます。
うちで使ってるのは、パナソニックのマット式布団乾燥機。ロングヒット商品で、何年もモデルチェンジしてません。
でもこれが、完成形だと思うので愛用しています。もちろん他の製品でも良いものはあるのでしょうけどね。
使い方は簡単で、乾燥用のマットを敷布団と掛布団の間に挟むだけ。あとはタイマーを仕掛けてスイッチを入れれば完了。
一時間後には布団がフワフワに仕上がります。しっかり乾燥していることが分かりますよ。
ダニ対策にも有効。2時間ぐらい乾燥させることによってダニを殺します。布団乾燥機を掛けた後は、ダニが表面に出てきているので、掃除機をかけるのが効果的だそうです。
面倒だからやらないけどね。^^;
布団乾燥機は冬場も大活躍。布団がホカホカして温かいです。布団が温かいうちに潜り込んで寝るのが幸せ。
さらにこの布団乾燥機で、洗濯物を乾かすこともできます。
付属の袋の中に洗濯物をいれて、あとは乾燥させるだけ。冬場は洗濯物が乾きにくいので活躍すると思いますよ。
最後に電気料金について。布団乾燥機は消費電力が460Wなので、一時間使っても12〜15円程度。全く気にならない金額だと思います。
次は、花粉症の人が寝る前にすべき対策について。
花粉症の人が寝る前にすべき対策
布団を外に干したときなど、布団や身体に花粉が付着して、寝室まで運ばれている可能性があります。
それ以外にも、窓の隙間や他の部屋などから、少しずつ寝室にも花粉が侵入しています。
これらの花粉は気を付けていても防げません。
一度入り込んだ花粉は室内に溜まって、人の動きがあるたびに舞い上がります。そういった花粉を取り除くためにも、ちょっとした掃除がオススメ。
ちょっと掃き掃除して花粉を取り除きましょう。
フローリングでも畳でも「クイックルワイパー ふわふわキャッチャーシート」が便利。このクイックルワイパーは花粉も取れます。
掃除をするのが面倒であれば、空気清浄機を付けっ放しにしておくのも良いですね。花粉が空気中に舞い上がってもキャッチしてくれます。
このようにしておけば、寝ている間も快適。
そして朝イチでの、モーニングアタックと言われるひどい花粉症状も防げます。
あとがき
布団を外に干す場合は、花粉用の布団カバーを掛けるしかありません。
布団を干し終わったら、表面を手やブラシで払いましょう。それだけで花粉の付着が半分になるそうです。さらに掃除機を掛ければ、ダニの死骸やフンなども取れて完璧。
ただ、私のおすすめとしては布団乾燥機です。
花粉が付く心配がなくなるし、布団を干すのが楽になります。洗濯物や靴を乾燥させるのにも使えますよ。
花粉で疲れ切っているときこそ、フカフカのお布団で寝たいですね。
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