埋没・横向き親知らずは、抜くのも大変ですが、抜いたあとも痛みが続きつらい思いをします。
痛みが治まると、今度は歯の抜けた穴が厄介ですね。
あたりまえの話なんですが、穴に食べ物が詰まるんです。
私の体験をもとに、歯の抜けた穴はいつ頃小さくなり、いつ頃塞がったのか。それまでどう過ごしたのかについて紹介します。
埋没・横向き親知らずを抜いた穴
親知らずの抜歯は、静脈鎮静法という方法を使って無痛で抜いてもらいました。
歯茎を切開して顎の骨を削って抜いてもらうので、意識のある状態ではやりたくなかったんですね。
顎の骨を削るぐらいなので、結構な深さに親知らずが刺さってます。当然歯を抜いた後の穴も大きいものとなりました。
この歯を抜いた後の穴を塞ぐのに、直径3mmぐらいの隙間を残して、糸で歯茎を縫合してもらいました。
直径3mmぐらいの隙間を残したのは、穴に溜まる血を外に出すためということです。
この直径3mmぐらい隙間の奥は、広い空洞となってます。例えるなら入り口が狭くて奥が広い洞穴のような感じ。
親知らずは結構な大きさでしたから、それなりの空洞ができるのは当然ですね。
だいたい米粒が3粒ぐらい入る広さの空洞でした。表面からの深さは1cmぐらいあります。
また、縫合した部分の歯茎は凸凹だらけのいびつな状態になってました。
さて、この親知らずを抜いた穴なんですが、一番問題なのは食事のときです。
埋没・横向き親知らずを抜いた穴に食べ物が詰まる
親知らずを抜いた穴に食べ物が詰まります。
特に最初の頃は、お米を食べるとよくこの穴に刺さって気分が悪かったので、麺類とかうどんとか、刺さらないものを食べてました。
しかし麺類は食べ続けてると飽きがきます。お米を食べない生活は、長続きしませんでした。
仕方がないので好きなものを食べて、その後に掃除をすることにします。穴を掃除するために買ったのは歯間用ブラシ。細い針金の周りにブラシが付いているタイプのものです。
これが掃除をするのにちょうどよくて、持ち歩いて使ってました。
この歯間用ブラシを使って、親知らずを抜いた穴が塞がるまで、掃除を続けることになります。
埋没・横向き親知らずを抜いた穴を掃除する
わりと神経質な方なので、歯を磨くときはスッキリ綺麗にしないと落ち着きません。
親知らずを抜いた後の空洞は、1つ手前の歯にも繋がっているので、穴の中を綺麗に掃除しないと、別の歯の虫歯の原因にもなりそうです。
そこで徹底的に掃除するため歯間用ブラシを突っ込むのですが、最初のうちは痛いし出血します。仕方がないので最初の2週間ぐらいは、控えめに掃除をしていました。
しかし3週間ぐらい経つと、親知らずを抜いた穴を思いっきり掃除しても、痛まないし出血もしなくなりました。歯磨き粉をつけて磨いても違和感ありません。
というわけで最初の2週間ぐらいは手加減しますが、その後は普通に掃除できます。
そうして過ごしているうちに、親知らずを抜いた穴も塞がってきました。
親知らずを抜いた穴はいつ塞がるのか?
親知らずを抜いて3ヶ月ぐらい経った頃、穴もだいぶ小さくなって、食べ物も詰まらなくなりました。空洞も小さくなっていて、深さ5mmぐらいになってます。
個人差があると思いますが、私の場合は3ヶ月ぐらいで穴が小さくなりました。
この頃には食べ物が詰まらないので、何を食べても気になりません。玄米なんかも平気で食べられます。(玄米を食べるとお米が硬いので良く穴に刺さっていました)
そして3ヶ月半が経った頃、親知らずを抜いた穴は完全に塞がりました。
歯茎を縫合した部分も、凸凹がほとんど無くなって平らに近くなります。さらに1ヶ月経つ頃には、歯茎はなめらかになって何事もなかったかのようです。
親知らずを抜く前は、抜いた部分の歯茎は凹んでしまうのではないかと思ってましたが、最終的には抜いた部分も盛り上がって、親知らずの痕跡は全くなくなりました。
歯茎の回復力って案外凄いです。
まとめ
埋没・横向き親知らずを抜いた穴が完全に塞がるのは3ヶ月半後でした。
海外出張や海外転勤が控えているのなら、早めに抜歯しておきたいところですね。海外の歯医者は、話に聞く限りかなり雑ですよ。
また妊娠を予定している人も、妊娠中に親知らずが痛むと大変なことになるので、早めの処置をオススメします。うちの嫁も結婚後は、早めに処置してました。
親知らずを抜いてからは、以前は頻繁にあった顎の傷みや、耳の奥の傷みが無くなりました。親知らずとは関係のない症状と思っていましたが、顎の神経に近いところに刺さっていた親知らずが、いろいろと影響を与えていたみたいです。
もしそういった症状があるのでしたら、親知らずを抜くと治るかもしれません。
親知らずの抜歯は、若いうちの方が歯茎の回復が良いそうですよ。というわけで、嫌でしょうが早めに頑張りましょう(^_^;)
静脈鎮静法を使えば痛くありませんよ。静脈鎮静法の抜歯体験については以下の記事を参考にしてください。
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