喪中の初詣は神社がダメでお寺はOK?お守りや御札はどうするかも解説

初詣

喪中のときは初詣に行ってはいけないと聞きますよね。

でも実は、神社=一定期間だけダメ、お寺=いつでもOKだったりします。

そのあたりの事情と、神社に行けない場合にお守りや御札などをどうすれば良いのかを解説します。

まずは喪中の初詣に神社へ行くのは、本当にダメなのかを見ていきます。

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喪中の初詣に神社へ行くのはダメ?

初詣−神社

実は“喪中”ではなく、ちゅうに神社へ行くのがダメなんですね。

“忌中”というのは“喪中”の期間に含まれている「とある一定期間」のこと。例えば喪中が一年間だったら、最初の数日〜数十日は“忌中”だったりします。

そしてこの“忌中”という期間に神社へ行くのが、神道ではきんとされています。

“喪中”と“忌中”についてもう少し詳しく知りたい場合は、以下の記事がおすすめです。

喪中の範囲は親族のどこまで?喪に服す期間や年賀状は出せるのかも分かる

2017.10.01

忌中の初詣に神社へ行くのはダメ

神道において、“忌中”とは身内の死によってけがれをった期間。神道では清浄であることを大切にするので、穢れ=不浄であることを忌み嫌います。

“忌中”は亡くなった方との続柄によって長さ(日数)が違い、最も身近な親族である実父母の場合でも50日間。祖父母は30日など、血縁が遠くなるほど“忌中”も短くなります。

《続柄による忌中の違い》
※明治七年の太政官布告武家制服令を参考にしています。

続柄 忌中期間
父母 50日
父方の祖父母 30日
母方の祖父母 20日
30日
20日
嫡子 20日
兄弟姉妹 20日
伯叔父母 20日
嫡孫 10日
甥姪 3日

そしてこの“忌中”が終わると忌明けとなり、神社への参拝や慶事や祭事への参加がゆるされます。

というわけで忌中が過ぎて忌明けしていれば、神社へ初詣に行っても何の問題もありません。

ちなみに穢れとは、“れ”とも言われ、気が枯れた状態=活力を失った状態のことも指します。つまり人が死や出血などに関わると、活力や気力が失われて穢れた(気枯れた)状態となるわけです。

穢れは伝播するものと考えられているので、穢れている人は慶事や祭事に出席しないこと、となっているんですね。

「落ち込んでいる人と話すと、こっちも落ち込んでしまう」というのに似ていると思います。

というワケで、“喪中”ではなく“忌中”に神社に初詣に行くのがダメということが分かりました。

で、ここで気になるのが、神社じゃなくてお寺なら神道は関係ないから初詣に行ってもいいの?ということですよね。次はこれを見ていきます。

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喪中の初詣にお寺はOK?

初詣ー寺

喪中の初詣にお寺へ行くことは、宗教的な問題もなくOKです。

そもそもお寺では亡くなった方のために、お葬式、初七日法要、四十九日法要などを執り行いますね。このことからも分かるように、仏教は死に対して「穢れ」という意識を持っていません。

ただし有名寺院ともなると、初詣の参拝客で賑わい屋台も多く出て、すっかりお祭りムードになっていることがあります。

前述のとおり、“忌中”であれば祭事を避ける必要がありますし、“喪中”ならばお祭りなどの賑やかなものは避けて、喪に服していたいはず。

そのあたりを考えると、有名寺院への参拝は微妙かもしれませんね。

あくまでも個人で判断することですが、“喪中”とは自発的に喪に服して、慶事や祭事など賑やかな場に参加できない気持ちでいる期間のこと。

そういったことを踏まえると、亡くなった方がお墓に入る予定の菩提寺に、墓参りついでに初詣に行くというのも良いのではないでしょうか。

お寺での初詣で何を願う?

お祈り

ところでお寺に初詣に行くとして、何か願い事をしつつ参拝していいのでしょうか。

お寺での参拝とは、そのお寺の御本尊さまへ敬意を示すこと。本来は願掛けする場ではないんですね。

仏教では三毒とよばれる3つの根本的な煩悩、とん(むさぼり)・しん(怒り)・(おろかさ)は克服すべきものと諭しています。

そんな仏様の前で、我欲にまみれた願いを伝えてしまうと、むしろ罰当たりかもしれません。お願い事をするにしても、家族の健康とか安息が良いのかなと思います。

ちなみにお賽銭とは日頃の感謝を込めてお供えをするもの。願掛けの手数料ではないので、大金を投げ込んでも願いが叶うわけではありません。

お寺に行ってご利益が欲しい場合は、ご利益が明示されている、お守りや御札などのアイテムを買いましょう。

次は喪中で神社へ初詣に行けない場合、お守りや御札はどうすれば良いのかを見ていきます。

喪中で初詣に行けない場合、お守りや御札はどうする?

御札

神社で買ったお守りや御札は、お焚き上げとして納めるのが一般的ですね。

大晦日や年始にお焚き上げをしている神社が多いので、つい正月に持っていかなければと考えてしまいがちです。

ところが実はどこの神社でも、年中お守りや御札の納めを受け付けています。す。ですので納めたければ、忌明けした後に神社へお守りや御札を持って行けばOK。

お守りや御札を納める場所は、専用の納所が設けられているはずです。なければ社務所で申し出てください。

納所に賽銭箱があればそこに、なければ社務所に納めるときに、納めるお守りや御札と同額程度のお焚き上げ料を添えるのを忘れないようにしましょう。

また、地方によっては小正月(1月15日)の行事で、左義長やどんと焼きがあります。神様に納めるものを持ち寄って燃やす行事ですので、このときお守りや御札を持っていってもOK。

その他に、郵送でお守りや御札を受け付けてくれる神社もあります。どうしても近くにお炊き上げしてくれる神社がない場合は、郵送を使うのも手ですね。

次は新しいお守りや御札はどうやって買えばよいのかを見ていきましょう。

新年度のお守りや御札が欲しい

お守り売り場

喪中のため神社の境内に足を踏み入れることができず、お守りや御札が買えない人は、新年度のお守りや御札をどうやって手に入れれば良いのでしょうか。

お寺でも手に入れることも出来ますが、お寺で頂いた御札を神棚に祀るわけにはいきませんよね。(^_^;)

実はある程度の規模がある神社では、お守りや御札は年中売っています。ですので忌明けに買いに行くのが最もおすすめな方法です。

しかし小さい神社は、お守りや御札をお正月の間しかおいてなかったり、そもそもお正月しか開いてなかったり。(^_^;)

その場合は、地元の大きめの神社に行きましょう。

毎年買っている御札との違いを気にするのでしたら、同じ系統の神社に行くと似たような御札が手に入るかもしれませんよ。神社には稲荷神社や八幡神社など、祀る神によって系統があります。

それ以外では郵送でお守りや御札を送って貰う方法があります。これはわりと有名な神社しかやっていないようですが、WEBから簡単に申込みできます。

あとは誰かに頼んで買ってきて貰うという手もありますね。

ただ、神社の推奨としては、自分の手で直接手に入れることだそうです。というのも誰かの手を通すと、神社からの繋がりが切れてしまうのだとか。

まとめ

喪中の初詣に神社に行ってはダメなのか、お寺に行くのはOKなのかについて解説しました。

まとめると、以下になります。

  • “忌中”に神社へ初詣に行くのはダメ。忌明けであればOK。
  • “喪中”でもお寺なら初詣に行ってもOK。

また、古くなったお守りや御札を神社に納めたいときや、新しいお守りや御札を神社で買いたいときは、基本的に忌明けに神社を訪れればOKです。

“喪中”であれば、本来は祭事など賑やかな場所は避けたい心情ですね。

でも「“喪中”だから初詣に行くな」というのも、ガチガチに堅すぎる考え方の気がするので、控え目に初詣に望むのが良いのではと思います。

良い初詣と新年を迎えられますように♪

 

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