あけましておめでとうは、いつまで言えるのか?
年始から一週間ぐらい経つと、気になってくる問題ですね。
あけましておめでとうは一般的にいつまで言えるのか、ビジネスやメールの場合はいつまでなのかを解説します。
あけましておめでとうはいつまで言えるの?
あけましておめでとうが言えるのは、“松の内”とよばれる期間が終わるまでです。
“松の内”とは、松飾りを飾って年神様をお迎えする期間のこと。関東を中心に一般的には1月7日まで、関西では1月15日までとなります。
このように関東と関西で違いがあるのには、理由があります。
もともと“松の内”は、1月15日まででした。
しかし江戸時代に、幕府の命で1月7日までとなったんですね。これが上方(関西)には、馴染まなかったみたいです。
“松の内”が終わったら、門松やしめ飾りなど松飾りを外します。
年賀状や年始回り、初詣も“松の内”に終わらせるのが習わしですので、年始の挨拶「あけましておめでとう」もそこまでということ。
では、ビジネスの場合はどうなるのでしょうか?
あけましておめでとうはいつまで?ビジネスの場合
ビジネスの場合、新年の挨拶が1月7日までだと少し窮屈です。
というのも、その年のカレンダーによっては、業務開始日が1月6日以降にズレ込むことがあるからです。
その場合、1月7日までに取引先への年始回りを終わらせるのは、ちょっと厳しいですよね。
それ以外にも、その年初めてメールする場合や新年会など、1月は新年の挨拶をする機会が多いです。
そこで、実際のところはどうなのかを、私の周りの30〜40代の広告代理店営業マン達に聞いてみました。
すると、だいたい業務を開始してから一週間ぐらいまでは、新年の挨拶を積極的にするとのこと。
中には新年会が終わる1月の後半ぐらいまでは、新年の挨拶をするという人もいました。
業務を開始してから一週間ぐらいというと、ちょうど1月15日前後です。1月15日までであれば、伝統的な“松の内”の範囲とも言えるので、そういった意味でもピッタリですね。
ちなみに、それ以降は新年の挨拶を控えて、「今年もよろしくお願いします」とだけ伝えるということでした。
新年の挨拶をしない人もいる
今年初めての顔合わせなのに、新年の挨拶をしない人もいます。
その場合は、喪中の可能性があるので、すばやく察して相手の挨拶に合わせましょう。
もし自分が喪中で、新年の挨拶を避けたいのであれば、以下のような挨拶が使いやすいです。
「おはようございます。今年もよろしくお願いします」
「喪中にため、新年のご挨拶を控えさせて頂きます」
ただ個人的には、喪中はプライベートなことと考え、ビジネスにおいては気にしないという考え方が好きです。
喪中であることを説明するのも、堅苦しく面倒ですしね。
次は、メールの場合はどうするのか見ていきましょう。
あけましておめでとうはいつまで言える?メールの場合
この件も、30代〜40代の広告代理店営業マン達に聞いてみました。
すると、1月後半ぐらいまでのメールには、新年の挨拶文を入れているということでした。
世間の雰囲気的にも、1月後半になるとお正月気分は、ほとんどありませんね。
過去のメールを見てみると、私も会社勤めをしているときは、1月後半ぐらいまで新年の挨拶文をメールの中に含めていました。
メールでの新年の挨拶は軽く済ませる
ついでの話ですが、新年の挨拶文をメールに入れる場合は、堅くなり過ぎないように注意が必要です。
よくネット上には、新年の挨拶メールとしてガチガチの例文が落ちてるんですが。
でも、現実的にはそういった文は一切見掛けません。
「謹んで新春のお慶びを申し上げます」
などガチガチで始まるメールは、見たことが無いというのが私と営業マン達の意見です。
メールを書く上で何より大切なのは、その文章に好感をもてるかどうか。
新年の挨拶を入れるとしても、この程度の文で十分です↓
◯◯会社
◯◯様
明けましておめでとうございます。
◯◯会社の◯◯です。
旧年中は大変お世話になりました。
〜〜〜本文〜〜〜
本年も何卒どうぞよろしくお願い申し上げます。
メールに関してはいつも不思議なんですが、年配の人の方がフランクで、若い人の方が丁寧な傾向がみられます。
若い人のほうがマナーを気にするからなんでしょうかね。
悪いことではないと思うんですが、ときには丁寧さよりスピードが大事だったりします。
あとがき
一般的なマナーととしては、1月7日までが「あけましておめでとう」と言える期限となります。
しかし、ビジネスの場合だと、1月15日ぐらいまでOKみたいです。
というわけで、ビジネスにおいては1月15日が期限と考えると、世間とのズレが少なくなるのではないでしょうか。
ちなみに、長い人で1月後半ぐらいまで新年の挨拶をします。
年始の挨拶をしっかり済ませて、正月明けの憂鬱な気分を吹き飛ばしたいですね。
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