おせち料理の伊達巻の意味と由来。地域による味や種類の違いについて

伊達巻

しっとりフワフワで甘い伊達巻。

おせち料理のなかでも人気のある具材だと思います。

そんな伊達巻は、名前といい見た目といい、何だかとても文化的な背景がありそうですよね。

おせち料理の伊達巻の意味と由来、味付けの違いについて書いてます。

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おせち料理の伊達巻の意味とは?

おせち料理の具材にはすべて意味があります。

その中でも、黄色くて独特の形をしている伊達巻は、いかにも特別な意味がありそうですね。

では、伊達巻の意味はと言うと。

伊達巻は、その形から巻物をイメージさせます。巻物とは、つまり書物のこと。

だから伊達巻は、学問成就を祈る縁起物なんです。

巻物は大切な書物

古くから、巻物は大切な書物を保管する方法でした。

経典や目録などは全て巻物ですし、家宝にもなってたりします。

そんなイメージがあるから、おせち料理の縁起物としても相応しかったんでしょうね。

伊達巻の形

ところで、なぜ伊達巻はああいった姿なのかというと。

それはロールケーキのように、生地を巻くからなんですが。そのときに使う「巻きす」は、伊達巻専用の「鬼すだれ」というものらしいんですよ。

「鬼すだれ」は、内側に三角形の凸凹が付いてます。それで巻くから、あのようなデコボコ感が表面に付くわけですね。

次は伊達巻の由来について。

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おせち料理の伊達巻の由来は?

伊達巻の始まりには、2つの説があります。

一つは、長崎に伝わったカステラ蒲鉾が原型で、それが江戸に伝わったという説。こちらの説だと、江戸時代が起源となります。

もう一つは、天皇への献上品である、ヒラメのすり身と卵を使った「平玉子焼」が始まりという説。こちらの説だと、景行天皇(71年~130年)の時代なので、かなり昔になりますね。

個人的には、そんなに古くからあるとは思えなかったので、江戸時代の「カステラ蒲鉾」じゃないかなと思いますが。

伊達巻の名前の由来は?

伊達巻という名前の由来については、4つの説があります。

  1. 伊達政宗の好物だったから
  2. 伊達者たちが着ていたどてらに似ていたから
  3. “伊達巻き”という細い着物の帯に似ていたから
  4. 卵巻きよりも派手だったから

どの説でも、派手好きで「伊達者(だてもの)」といわれた伊達正宗に関係してますね。

しかし、「1. 伊達政宗の好物だったから」という説は、今では強く否定されています。

それは正宗が食べていたと言われる、お正月の三汁十六菜に「伊達巻」が入っていなかったから。また、正宗公が「伊達巻」を好きだったという文献もないようです。

というわけで、他の説の方が有力です。

次は、伊達巻の味と種類の違いについて。

伊達巻の地域による味と種類の違い

伊達巻といえば、すり身と卵と砂糖で、甘く作ったものが定番ですよね。

でも地域によっては、味や種類が違うみたいです。

伊達巻の関西と関東の違い

関西風の伊達巻は、甘さ控えめであっさりしてます。

ところが関東風は、関西風の2〜3倍の砂糖を使い、しっとり甘く焼き上げるという違いが。

見た目は同じでも、甘さが全く違うわけです。知らずに食べたらビックリしそうですね。

伊達巻寿司

地方によっては、伊達巻をお寿司にしてしまうというユニークな一品も。

これは千葉県銚子市の名物で、伊達巻寿司と呼ぶそうです。

通常の伊達巻より分厚く、プリンのような食感のものが、巻きずしの上にのってます。伊達巻部分が大きいので、一緒に食べるのは無理そう。

カステラかまぼこ

カステラかまぼこは沖縄の郷土料理。

お正月に限らず、ハレの日には食べるそうです。

こちらは伊達巻の種類というより、その原型といった方が合ってる気がします。

これは長崎に伝わった「カステラ蒲鉾」と同じものなんじゃ?とか思うんですけど。詳しいところはちょっと分かりません。

まとめ

おせち料理の伊達巻の意味と由来について書きました。

伊達巻の意味は、巻物のイメージから学問成就。

そして、その由来には諸説あります。どれが正しいのかは、素人には分かりません。しかし、いずれも伊達政宗が関わっている感じでした。

また、伊達巻は関東と関西で甘さが違ってきます。その他、地方によって独特の料理もありました。

伊達巻は子供が大きくなるにつれて大人の取り分が少なくなるという、ある意味大人になれる食べ物ですね。

したかないので、一切れをチビチビと食べてます。

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