小さい頃から花粉症が辛くて、いろいろな民間療法を試してきました。
私の実家はど田舎で、周りが森と田んぼに囲まれており、花粉の量は東京の比では無かったと思います。
症状も目、鼻、喉に来るだけでなく、寒気、下痢などあらゆる症状がありました。
もしかしたら少しは効いていたのかもしれないですが、圧倒的な花粉の量に対して、症状が和らぐほど効いたのはほんの僅かでした。
私の個人体験が基になりますが、実際に効果があったもの、なかったもののまとめです。
花粉症に効果があった民間療法
ツムラ漢方小青竜湯 (しょうせいりゅうとう)
小青竜湯は漢方薬ですので、民間療法かどうかは微妙なところですが、これはそれなりに効果がありました。
花粉症の薬ほど強く効くわけではないですが、やんわりと効いている感じです。
眠くならないし、漢方薬ですので、常時飲むには向いています。
ただし、漢方薬は中医学に基づいて処方されるべきものです。
体質に合わない場合、かえって体に有害になる事があるので注意しましょう。
服用には漢方医、漢方薬局に相談しましょう。
漢方医に見てもらえば、薬局で処方してもらえるので安く手にはいりますよ。
後から分かったのですが、私の体質には小青竜湯は余り合っていなかった様で、それがあまり効かなかった原因かもしれません。
小青竜湯が体質的に合う嫁のほうが、よく効いている感じでした。
ブルーヘスペロン キンダイ青みかん
ブルーヘスペロンキンダイは、近畿大学の研究をもとに開発された商品で、いってみれば青みかんの皮です。
これも花粉症の薬のように効くことはないですが、長期間のんでいると、花粉症の症状が和らぐ効果がありました。
飲んでいるのと、飲んでいないのでは、症状の強さが違います。
ブルーヘスペロンキンダイの説明にもありますが、小さい子供など、あまり薬を服用させたくない場合に重宝します。
そもそもが和歌山県で栽培する青みかんの皮ですので、体への負担が少なく安心して服用できます。
ビフィズス菌の錠剤
花粉の時期になると、お腹もゴロゴロして調子が悪くなってきます。
もともと胃腸は強くないので、そのせいもあるんだと思いますが、ビフィズス菌の錠剤を飲むとお腹の調子も安定しました。
花粉の時期にはよく飲んでいました。
ただし、目や鼻に効果があったようには思いません。
花粉症に効果がなかった民間療法
甜茶
ある時期、甜茶を集中的に飲んでいたのですが、全然効きませんでしたね。
美味しくなかったので、もう一度試す事はなさそうです。
ヨーグルト
ヨーグルトが効くという話をよく聞きます。
ある時期ずっと食べていたのですが、お腹がゆるくなるぐらいで、特別効果というものは感じませんでした。
ハーブティー
ハーブティーが良いという話を聞いた事があります。
ミントとカモミールが割と好きだったので、暫く飲んでいる時期がありました。庭にも植えていたんですが。。
毎日飲んでいたのですが、特別効果はありませんでした。
紫蘇
紫蘇が花粉症に効くという話もよく聞きます。
ど田舎に住んでいましたので、紫蘇は家の周りでいくらでも取れるわけです。
春〜夏はしその葉やしその実をかなり食べましたが、これで良くなった記憶はありません。
フキ
紫蘇と同じですが、フキも雑草と同じぐらい生えています。
春先はふきのとう、夏場は秋田フキといった具合に、食卓に出て来ましたが、これを食べていて改善された感じはないです。
トマト
トマトが効くっていうのを見ました。
うちの実家は畑も大きく、トマトが大量になっているわけです。
天候の良い年はトマトがなりすぎて、手作りトマト缶を作るぐらいトマトが余って、当然それぐらい食べまくります。
トマトが効くって線もなさそうです。
花粉症の民間療法のアンケート結果
花粉症の民間療法についてのアンケート結果が、厚生労働省のデータで公表されています。
出典:厚生労働省「花粉症の民間医療について」
この図はアレルギー性鼻炎の患者6679名のち19%が取り組んでいる民間療法の処方を表しています。
ヨーグルト、甜茶が圧倒的ですね。
次の図は、同じく厚生労働省のデータで、実際に取り組んだ民間療法について、効果を感じたかどうかのアンケート結果です。
出典:厚生労働省「花粉症の民間医療について」
甜茶に効果を感じない人が多いですね。あと、なぜヨーグルトの結果が載ってないのかと・・残念です。
漢方薬について比較的効果を感じている人がいることには、個人的経験から納得です。
このアンケートから、民間療法は人によって体感がかなり違うということが分かりますね。
まとめ
ここまで書いておいて何ですが、最近の花粉症の薬は眠くもならいし非常によいので、花粉症の薬に抵抗がない人は「アレグラ」第二世代抗ヒスタミン薬をお薦めします。
これもドラッグストアで買うと高いので、耳鼻科などにいって処方箋で出してもらいましょう。
大量に買う場合、圧倒的に安いですよ。
花粉症の薬に抵抗がある人は、体質があうならば漢方を。
この場合も、漢方医さんに処方してもらうのが最善です。漢方は体質によって処方が異なります。
それ以外で小さい子供など、体の負担が心配な場合は、タダの青みかんの皮ならぬ「ブルーヘスペロンキンダイ」がお薦めです。
私も子供が花粉症になったら、まずはこれを試すと思います。