年末はイベントがたくさん。
喪中の場合は、どう過ごせばよいか悩みますね。
喪中の年末の過ごし方について、クリスマス、忘年会、年越しそば、挨拶、餅つき、除夜の鐘、墓参りなど、どうすべきなのかを書いてます。
今年はどう過ごせばイイ?
喪中の年末の過ごし方
喪中のときは、亡くなった人に哀悼の意を示し、静かにつつましく過す。
そのため、お祝いごとなどの華やかな席への出席は控える。
そして神事にも関わってはいけない。
このあたりが、一般的なマナーかと思います。
ただ喪中にも期間があって、それは故人との関係によって違ってきます。
例えば、すごく身近な人が亡くなった場合でも、神事に関わっていけないのは50日間とかね。
神事は意外と短いんです!
このあたりのことはあまり知られてないので、喪中の範囲と期間については一度確認したほうが良いと思います。
→喪中の範囲は親族のどこまで?喪に服す期間や年賀状は出せるのかも分かる
こういった事情を踏まえた上で、年末の行事を1つ1つ見ていきたいと思います。
喪中のクリスマスは?
喪中のクリスマスは、ダメだと思います。
これは完全にお祝いごとや華やかな席だと思うんですよね。
だってクリスマスは、イエス・キリストの誕生を祝うお祭りですから。
どう理屈をひねってみても、外国の神様だからといっても、やっぱり厳しいです。
厳格に喪に服すのであれば、NGなんじゃないかなーと。
ただ大人はいいんですけど、子供たちはクリスマスを本当に楽しみにしてますから。
幼い娘に「今年はなし」って、私なら言えません。(汗)
パパには絶対無理!
すこし屁理屈っぽいんですけど、考え方によってはクリスマスツリーとプレゼントはいけるかもしれませんよ。
詳しくは以下の記事にまとめています。
→喪中にクリスマスツリーやクリスマスリースを飾ってもOK?プレゼントはどうする?
喪中の忘年会は?
喪中の忘年会も悩むところですね。
会社の取引先の忘年会だと、なかなか断れませんから。
忘年会はOKかどうかは、これは考え方次第だと思います。
華やかな席だからダメとするのか、仕事だからOKにするのか。忘年会の起源から考えてみると答えがでたりします。
以下の記事に詳しくまとめてますので、こちらを読むと気も楽になって、忘年会に参加できると思いますよ。
喪中の年末の挨拶は?
喪中の年末の挨拶は、どう言えばよいのか?
「良いお年を」って言っても良いのか、悩みますよね。
これは、こちらから言う分にはOKだと思います。
その辺りのことについて、「良いお年を」の由来から答えを出しました。
ただ言われた相手は微妙かもしれません。人によっては「喪中なのに?」って、不愉快に感じる可能性もあります。
また、相手から言われるのも微妙。
ですから、「良いお年を」の代わりになる無難な言い方が必要になってきます。
詳しくは以下の記事にまとめています。
→喪中の年末の挨拶に「良いお年を」はマナー違反?無難な言い方もあり
喪中の年越しそばは?
喪中の年越しそばは、その由来から考えるとOKかなと思います。
ただし起源についいては5つ以上あるので、どれが正しいかは分かりません。
諸説を実際に知って、納得したうえで判断して貰ったほうが良いかなと思います。
詳しくは以下の記事にまとめています。
喪中の餅つきは?
年末年始は、できたてのお餅を食べるのも楽しみの1つですね。
喪中に餅つきがOKかどうかは、考え方次第だと思います。
稲作信仰のある日本では、古来から餅は祝いごとやハレの日に欠かせない食べ物でした。
それもあって、お正月に用意する鏡餅は、新年の神様である「年神様」の依り代になるといわれています。また、その霊力を分けていただくたのが、お雑煮です。
というわけで、餅つきは祝いごとやハレの日に繋がっているのですが。
お正月飾りの鏡餅にしなければ餅つきをして餅を食べてもOKじゃないでしょうか。
それは何の意味もない、ただの餅ですから。(汗)
喪中の除夜の鐘は?
大晦日の夜は、地元の寺院に除夜の鐘をつきに行く人も多いと思います。
除夜の鐘は、108つの人間の煩悩を示しているとよく言われますね。
その煩悩を取り除くために、大晦日〜新年にかけて鐘を鳴らすもの。
こちらはお祝いごとでもないし、神事でもないのでOKかと。
喪中の墓参りは?
喪中のお墓参りは、何の問題ありません。
お墓参りは、ご先祖様の供養と日頃の感謝を伝えるもの。むしろ喪中には相応しいかもしれません。
喪中に気をつけたいのは、お寺ではなく神社への参拝です。
さいごに
喪に服すのって自発的なことですので、年末のイベントへの取り組み方も自分の判断でいいんじゃないなかなーと思います。
その他にも喪中には気を付けるべきマナーがたくさん。
喪中のマナーについては、以下にまとめています。
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